リトル・リチャード

【2020/5/11】

5月10日

 

朝、うっすらと、霧雨。

 

ひそひそ話がちょっと

聞こえちゃったかな?

という程度、空気中に

隠れきれなかった湿気

そこいらの緑を、潤す。

 

気温は、あたたか。

のち、一日曇天。風強く吹く。

 

リトル・リチャードさん ご逝去

数々のロックンロールナンバー

今も人々の心を踊らせる、偉大。

 

好きだけど、詳しいわけでもなく

あの曲この曲と、聴き返してみる。

全力で鍵盤を叩き、シャウトする

体の底から湧き上がる、この熱量。

今だからこそ、さらに力強く響く。

R.I.P.

 

 

 

ごくろうさん

【2020/5/9】

5月9日

 

うっすらと雲が広がる空。

スッキリと晴れず、曇天。

 

アンプにマイクを立てて

ベースを録ってみたり、

マイクなしマイクありで

聴き比べ。こうなるのね

と、まぁ予想通りのこと

試して確認。空気の震え。

曖昧さ、ぼやけ、にじみ。

 

はっきりとした硬い線で

輪郭を描くのは味気ない

筆のような濃淡、かすれ

そういう味を求めながら

スクッと音の立ち上がり

欲しい欲しい、どちらも。

 

ベース本来の鈍い木の音

エフェクトで色つけた音

ピース当てはめ、パズル

時間はすぐ経ってしまう。

 

未完成品の山を積み上げ

そればかりじゃ仕方なし。

 

5月9日だ、ゴクゴクゴク

と缶ビール、ご苦労さん。

 

 

 

ゆっくり

【2020/5/8】

5月8日

 

晴れ。風も穏やか、文句なし。

もう金曜日。曜日感覚、喪失

しつつ、あ、燃えるゴミの日

猫のトイレ掃除。

 

基礎練、一日10分でも、日々

つまずきながら、ゆっくりと

ゆっくり行くものが遠くまで行く

とは、はて、なんの言葉だったか。

 

遠くまで行くのが正解とも限らないけども

今はそんな気分で、 just keep on movin’

 

ゆっくり、というのは案外くせ者で

筋トレも演奏も、さっさかやるより

ゆっくりじっくり、の方が、キツイ。

 

体プルプル、芯まで響く、負荷届く

いやちょっと、無理むりムリMURI

頸椎胸椎背骨一個ずつ動かして腰椎

背骨一個ずつの世界観は未知、ヨガ。

骨格そんな分けて考えられない、動かせない。

長年連れ添ったこの肉体すら、自在には操れない。

日々、繰り返し、積み重ね。か。

 

リズムの練習も、ゆっくりは難しい。

速いビートは隙間が狭いから

ズレの幅も狭い、ごまかせる。

ゆっくり、だとそうはいかず

空間たっぷり、いらっしゃいませ

で、前へ後ろへ、思い切りズレる。

 

ゆっくり、の時のズレを最小限に抑えられれば

速くなればなるほど、そのズレ幅は縮小される

つまり、リズムの精度がアップするのです!

というようなことを、

すんごい前に、フレデリックのタケル君に

レクチャーしてもらった、ような気がする。

 

じんわりと、響いてくる。

ゆっくりと、効いてくる。

 

大きいものは、絶えず動く。

動くものは、遠くへ行く。

遠くへ行くものは、帰ってくる。

というのが、老子の教え、にあるとか。

 

おおーきな、えんを、えがくような

とおーくへ、せんを、なげるような

ぶおーんと、おとを、ならすような

そおーんな、イメージ、でしょうか?

 

なんにでも、空間があった方がいい。

ぽっかりと空いた、エンプティネス。

ムダな時間、ムダな思考、ムダなブログ。

たっぷりまだまだ入ります。

これから何を入れてこうか、

ゆっくり、考えましょ。

 

 

 

 

なんてよむ

【2020/5/8】

5月7日

 

晴れ。昨晩の雷雨に洗われ

いや、全て削ぎ取られたか

ケガレひとつない澄んだ空。

風は冷ため、長袖で過ごす。

 

最近SNS等でよく目にする

ZINE。

なんかパンフレット、的な?

とイメージしていたものを

調べてみたら、読み=ジン

なのねジンなのか、ずっと

GRAPEVINE=VINEでバイン

の流れで、ザイン? かと

あー恥ずかし、知らぬとは。

ファンジンのジン、そっか。

 

PUNK Fanzine「Sniffin’ Glue」の発起人 Mark Perry from  Alternative TV

 

そっか、 ZINEって、ふむふむ

と、検索しながら、学んだ気。

今日の学びは、そんなところ。

 

このところお世話になりがち

ZOOM。

飲み会はまだ未体験(いいな)

なんでもズームでオンライン

であのヨガみたいな、えっと

ティラピス!って大きな声で

発したら静かにピラティスね

と修正され、そうピラティス。

 

頭をよぎったのはベーシスト

Wilton Felder(ウィルトン・フェルダー)

どうしてもフェンダー使いとしては

Winton Fender(ウィントン・フェンダー)

と言いたくなる、お方。故人。

 

ファンキー&ジャジーなものから

ジョニ・ミッチェルやランディー・ニューマンといった

しっとり歌ものベースまでお手のもの、

さらにはサックス奏者でもある、というオマケ付き。

 

Grant Green「Live At the Lighthouse」

 

Jimmy Smith「Root Down」

 

ちなみに、ジャズのギタリストで言うと、

Kenny Burrell(ケニー・バレル)と

Barney Kessel(バーニー・ケッセル)も、まぎらわしい。

 

 

 

 

 

パンを飲む

【2020/5/7】

5月6日

 

雨の予報、昼過ぎまでは曇天。

 

近所を散歩、湿気を帯びた緑

色濃く、茂る葉の形さまざま

先日まで花咲き乱れてた桜も

すっかり葉葉葉。時は流れる。

 

 

 

ゴールデンウィーク、最終日。

夕方から雨、夜は雷雨、稲光

地響き、すごい。梅雨入りか

いやまだ待て、春よもう少し。

 

日々過ぎるの早い、なんでか。

久々に教則本眺め、譜面読む。

前回触れたメモ、2019年4月。

おーい、ちゃんとしろ。学習

全然進んでない。進歩&退歩

新年度迎えるたび、気分一新

その都度何かに取り組もうと

始める。手を付ける。飽きる。

ダメだ、ダメだ、酒だ、酒だ。

 

 

乾杯。

ありきたりな流れで、まぁ一杯

それでは乾杯の音頭を誰彼から

お願いします。ご紹介に預かり

と、繰り返された乾杯、今君は

人生の。遠ざかってしまったな

お祭りのあとの、Afterhours.

 

 

Leave the wine glass out

and drink a toast to never.

(From The Velvet Underground “ Afterhours”)

 

なんでトーストなんだろう?と

思っていた、ワインとトースト

合わないことはない、寧ろ合う。

でも実は、toast = 乾杯。だと。

知らなかった。単語。目から鱗。

 

おうち時間。ちょっとした発見

あれば儲けもん。明日からまた

STAY HOME. 脳内は、逃避行。

 

 

今日は新しい機材が届いたので

試してみよう!で、次使う時が

また一年後に、なりませぬよう。

 

 

 

KIDS ARE ALRIGHT!!

【2020/5/6】

5月5日

 

晴れ。昨日に引き続き湿度高め

夏を思わせる暑さ。一日中半袖。

 

AM、チェロ練。YouTube動画

教則、プロチェロ奏者淑女直伝

音を合わせ、指先フォーム確認

鍛錬を重ねた手指は機械仕掛け

精密器具の如き動きで押弦する。

それを真似て繰り返し、似ない

動画で撮ると一目瞭然して愕然。

違うのどこ、どこもかしこも…

擦れた指先が痛い、広げた関節

もっともっと、ストレッチせよ。

 

ジンジンと各所痛み、痛や痛や

これこそ成長痛、燃えてくるね。

ベース始めた頃の、指先の痛み。

マメに豆作って、ヒーヒーの日

続けば嬉しくなってくる、上達。

夜中膝が痛くなってエンエンと

泣いた幼き子の成長痛の如き哉。

 

 

朝になれば忘れる、夢のように

成長した実感頼りなく、不安定

繰り返して繰り返して繰り返す

安心不安安心不安安心不安日々。

 

もうやめよ、まぁだだよ、もう

やめちまえ、いいの?だめだめ。

好きになっちゃった、罪、か罰。

生涯、成長痛。心も体も、痛み

求め。生活の痛みは、政治の方

何とかしてね、平易簡単迅速に。

 

今日は、こどもの日だったのか

菖蒲湯は忘れてた、まっすぐに

伸びてけよ、ロックンローラー

になれよ。男の子も、女の子も。

 

 

 

タイムマシーンは来ない。

【2020/5/5】

5月4日

 

朝、雨。昼には止む。

湿度を保ったまま、空気は暖か。

 

チェロを弾く。

適当なベースのループに合わせ

弓と指を動かす。

 

指弾きやピック弾きと違い

弓は弦をこすっている限り

音が鳴り続ける。その間に

左手の指を動かすと滑らか

繋がったまま音程変わって

テロレロレロとトリルとか

キュイーンと上下に動かす

これ、気持ちいい。けども

こればっかじゃ上達しない

やっぱ基礎が大事、キキキ。

 

休みの間にやりたいことが

あり過ぎて、何もできない

ということにならないよう

課題は横にでなく縦に並べ

一つずつ対峙せよ、と誰か

言ってた、それが良いのか。

 

いつの間にか五月になって

本日四日は浅草公会堂の日

だったはず、どんなライブ

だったのか、誰も知らない。

誰か一人でも知ってたなら

ちょっと悔しくもなるけど

誰も知らないなら仕方ない。

ウィルスのこれからもまだ

誰も知らない。一人くらい

いないのかな、未来から人

タイムマシーンは来ない。

 

 

 

途中からチェロかな、素敵。

 

 

夜、地震グラグラ。震度3。

こんな時に、天災はゴメン

地球に優しく地球よ優しく。

やさしい気持ち。

 

 

 

寝る間際に思いがけずチャラ、Charaさん

この曲は昔ずっと子守唄みたいに聴いてた。

RSRFのレッドスターで観たの、懐かしい

あれいつだ、二年前三年前、ライブ観たい

よし観にいこ、タイムマシーンにおねがい

って曲が違う。これまた名曲。んでもって

別にタイムマシーンは、来なくていいかな。

 

待ち受けるのは、どんな未来か。また明日。

 

 

 

 

風よ吹け

【2020/5/4】

5月3日

 

晴れ。夏日まであと一歩。

今日も海からの南風。強。

 

日々ブログ更新してると

気づくこと。毎日風強い。

たまに、朝穏やか、でも

午後になるとやっぱ吹く。

 

普段海を意識せず過ごす

けど、実は海が近い、南

ちょっと行くと、東京湾。

南風強い日は、潮の香り。

 

「あー気持ちいい、この海風!

南からの、ライン!(←?)」

と、今日すれ違いざまに

ジョグ男子(推定60代)

が、付き添いの妻らしき

チャリ女子に歓喜の声を

高らかに発した時、距離

2mは確保した先を歩く私、

海風を微塵も感じずにいた

自分を、ちょっと恥じた。

 

感受性!オレの、感受性!

『感受性応答セヨ』/ eastern youth

 

日々の風を、感じること。

今年の春が、風強い日多い

ということじゃなく、多分

今までにも風は吹いていた。

 

それ以上に、風を追い越すようなスピードで

走る電車に乗り、走るバンドワゴンを運転し

疾駆する新幹線の中で缶ビール飲み干し、酔

風吹いても、なんのその。ところがどっこい

地を這うような、のろのろしたスピードしか

出せない今に、ちょっとの風もスピード全開

追い越したり、追い越されたりの日々を笑う。

あははのは。誰と、競走、してるのでしょね?

おうち時間、競り合わず穏やかに、風よ吹け。

 

HIGEインパクトHUGE

【2020/5/3】

5月2日

 

晴れ。あたたか。おだやか。

出かけられないのが不思議。

 

誰のせいなんだろう?

(thee michelle gun elephant「ブギー」)

 

と、不思議ついでに髭触る。

 

 

口髭をたくわえ、そこ特徴

的な人は、断りもなく髭を

剃り落としたりしたら誰か

判別できないから迷惑千万

と書いたのは確か内田百閒。

 

しばらく髭を伸ばしていたら

軟弱な我が髭もそこそこ育ち

口髭が伸びてくると、気づく

あれ?口んとこ何か付いてる?

あ、髭か。そんなことが度々。

視界の隅に、入り込んでくる。

 

泡がキレイに注がれた生ビールを

勢いよく喉に流し込んだ時のあの

口髭に泡が付いたのを、手の甲で

雑に拭い取る人、居酒屋あるある

今すぐ言いたい。とりあえずナマ。

あるあるより、その言葉言いたい。

生ビールが足りないかもなカモナ。

 

 

しばらく打ち上げもなさそうだし

髭あると、気になって触っちゃう

なるだけ顔触るのNGです、な世。

 

髭なくなったら判別できず、困る

そんなこともない我が身に甘んじ

今朝、勢いよく剃り落とした結果

いつも通りの軟弱な顔が鏡に映り、

あ、剃らなきゃよかったかな、と

滑らかになった肌に、また触れる。

 

どうしても顔、触っちゃいますね。

 

 

 

心底純粋

【2020/5/1】

5月1日

 

五月晴れ。

風、強め。

 

朝、賞味期限の切れたシナモン発掘。

お茶に入れよう、とルイボスティー

案外、合うね。なんにでも。

 

そもそもシナモンって何?

で、検索。

ニッケイ属の樹木の内樹皮。

だから転じて、ニッキ。

ニッキ、かっちゃん、東。

少年隊。昔、姉が好きだった記憶。

どうだっていいこと。思い出した。

そういうこと全部書いとけ、日記。

 

 

 

大佛次郎『終戦日記』をパラパラ。

書き出しの序の序に、

 

「物価、と云っても主として闇値の変化を出来るだけくわしく書き留めておくこと」

 

と、一行。

 

なるほど。

そこにリアルな生活の実態が見え隠れする。

今だったら、高額転売か。

マスク、不織布、消毒液、、、

いつの時代にも狡猾な輩わんさかと。

ライブチケットの高額転売、今は昔。

ライブ自体がないからね。ダメ絶対。

 

まだ読み始めたばかり

毎日のように来宅する吉野さん

とは、吉野秀雄氏。歌人。

著書『やわらかな心』

 

「書はどうかいたらいいか。かきたいように勝手に書くがいい。(中略)

ただし筆を垂直に保つこと、心底純粋で、その筆を運ぶに全力をもってすることという条件はつけておかなくてはなるまい。そしてその上で、人間の自由勝手ということが、果たしてどの程度に実現されるものなのか、ひとつ試してみるのも一興であろう」ー「書について」

 

これ、好きな文章。

山口瞳さんの『酒呑みの自己弁護』で引用されてたもの。

繋がるもんだ、人と人。

舞台は鎌倉。

今頃、いい季節だろうなぁ(自粛)

 

 

(ちょうど昨年5月に訪れていた)

 

 

 

ベースも同じこと。

色々試してきたけども(いつだって試しの途中)

結局、指をまっすぐ弦に当てて

全力をもって弾くこと。

それが一番いい、と思う。

細かいこと考え過ぎない。

心底純粋に。

迷いが、一番よくない。

 

シナモンが発掘された本日、

昼はフレンチトーストに挑戦。

やわらかホクホクな仕上がりにご満悦。

シナモンかけて勢いよく頬張る準備、

フォークを垂直に保って

心底純粋に、その口を運ぶに全力をもってした結果

思い切りフォークの先を噛んでしまって

前歯が折れそうになるという、凡ミス。

幸い、歯の根っこに異常なく(情けな)

小難を迎え入れて、またひとつ、大難を遠ざけたのである

と自分に言い聞かせながら、

ゆっくりゆっくり、慎重に

夕食を平らげたのでありました。