折れませぬよう

【2020/5/17】

5月16日

 

朝、曇り。

ようやく日差しを逃れて

吹く風も少し脱力したか

誘われるように AM散歩。

 

やがてポツリポツリと雨

畑の細かな砂粒を濡らす。

 

 

ビニール傘打つ雨粒の音

神社の境内に入ると木々

大きな傘となって、一息

とても静か、時折鳥の声。

 

午後になると雨足強まり

一日中、降る。自宅待機。

 

スタンドに立つ、ベース

眺め、たまに触り、弾き。

最近ケース入れることも

出すことも、なくなった。

天井を指し、立つキミよ。

 

昔は、飛行機だけでなく

機材車移動ですら、心配

ハードケースの中で貴君

ガタガタッと揺さぶられ

折れてしまうのでは、と

オイオイ(泣)。目的地

到着後、まずケース開け

ベースの安否確認、よし

大丈夫だった、良かった。

そんな感じ、だったのに

折れない実績、積み上げ

今や飛行機もなんのその

(勿論必要なケアはする)

破損しちゃった際の承諾

サインも、ササと済ませ

ワレモノ注意、天地無用

あとはよろしく頼みます

と預け、さて、飯食うか。

 

心配し過ぎも、際限なし。

細心の注意を払ったなら

大丈夫、折れませぬよう

祈り、あとは天に任せる。

 

ウィルスとの向き合い方

次第にそうなっていくか

まだわからぬ、緩み禁物

ただ、そうなっていけば

いいなぁ、という、願望。

 

日々穏やか、低音無事に。

心の芯、折れませぬよう。