心底純粋

【2020/5/1】

5月1日

 

五月晴れ。

風、強め。

 

朝、賞味期限の切れたシナモン発掘。

お茶に入れよう、とルイボスティー

案外、合うね。なんにでも。

 

そもそもシナモンって何?

で、検索。

ニッケイ属の樹木の内樹皮。

だから転じて、ニッキ。

ニッキ、かっちゃん、東。

少年隊。昔、姉が好きだった記憶。

どうだっていいこと。思い出した。

そういうこと全部書いとけ、日記。

 

 

 

大佛次郎『終戦日記』をパラパラ。

書き出しの序の序に、

 

「物価、と云っても主として闇値の変化を出来るだけくわしく書き留めておくこと」

 

と、一行。

 

なるほど。

そこにリアルな生活の実態が見え隠れする。

今だったら、高額転売か。

マスク、不織布、消毒液、、、

いつの時代にも狡猾な輩わんさかと。

ライブチケットの高額転売、今は昔。

ライブ自体がないからね。ダメ絶対。

 

まだ読み始めたばかり

毎日のように来宅する吉野さん

とは、吉野秀雄氏。歌人。

著書『やわらかな心』

 

「書はどうかいたらいいか。かきたいように勝手に書くがいい。(中略)

ただし筆を垂直に保つこと、心底純粋で、その筆を運ぶに全力をもってすることという条件はつけておかなくてはなるまい。そしてその上で、人間の自由勝手ということが、果たしてどの程度に実現されるものなのか、ひとつ試してみるのも一興であろう」ー「書について」

 

これ、好きな文章。

山口瞳さんの『酒呑みの自己弁護』で引用されてたもの。

繋がるもんだ、人と人。

舞台は鎌倉。

今頃、いい季節だろうなぁ(自粛)

 

 

(ちょうど昨年5月に訪れていた)

 

 

 

ベースも同じこと。

色々試してきたけども(いつだって試しの途中)

結局、指をまっすぐ弦に当てて

全力をもって弾くこと。

それが一番いい、と思う。

細かいこと考え過ぎない。

心底純粋に。

迷いが、一番よくない。

 

シナモンが発掘された本日、

昼はフレンチトーストに挑戦。

やわらかホクホクな仕上がりにご満悦。

シナモンかけて勢いよく頬張る準備、

フォークを垂直に保って

心底純粋に、その口を運ぶに全力をもってした結果

思い切りフォークの先を噛んでしまって

前歯が折れそうになるという、凡ミス。

幸い、歯の根っこに異常なく(情けな)

小難を迎え入れて、またひとつ、大難を遠ざけたのである

と自分に言い聞かせながら、

ゆっくりゆっくり、慎重に

夕食を平らげたのでありました。

 

 

 

 

ACTION, TIME & VISION !!!

【2020/5/1】

4月30日

 

晴れ。四月最終日にふさわしく、

春爛漫とした、陽気。広島には

陽気、というラーメンうまいが

店内雰囲気はまるで陽気でない

名店あり。昔、来広のたび来店

懐かしや、あの味。すすりたい。

 

 

旅に出れば立ち寄りたくなる店

多くはないが各地に点在、偏在。

 

今思い浮かべただけでも、ある。

ラーメン、お酒、古本、洋服屋。

店の雰囲気や、会いたい味や人

そこにしかない、旅愁くすぐる

何か。思い入れは勝手に芽生え

知らぬ間に育成熟成、また来店。

 

たとえば。

 

姫路BETAの傍、路地入った先

おひさまゆうびん舎、本のお店。

 

 

前々回か、前々々回か、来姫時

フラと立ち寄り、店内を物色中

主とお客さんの立ち話立ち聞き

「この、”なつはしゃ”って名前」

夏葉社という名の出版社のこと

「私、同じ名なので気になって」

というお客さん。ふーん、そう

夏葉さん、そうなんですね、と

その時はそんな感じで、その名

覚えて帰る。で、SNSフォロー。

 

つい手に取りたくなる装丁の本

TL(というのよね)に流れ始め

それでもなかなか買うことなく

リハ帰りの下北沢古書ビビビで

ビビビと手に取ったのが、お初

 

『埴原一亟 古本小説集』(’17)

 

つい手に取りたくなる装丁の本

つい手に取ってしまった、です。

 

屑の山から、宝を探す。まさに

ビビビお隣の disk unionでは、

ディグ・ディグ・ディグの血眼

盤の山、一縷の光あらんことを、

アランコトヲ協奏曲。狂騒曲だ。

青春狂騒曲。そっちはどうだい?

 

で、夏葉社の島田潤一郎さんの

創業10年の足跡を自ら辿った本

 

『古くてあたらしい仕事』

 

 

前回の姫路おひさまゆうびん舎

残り2冊あったサイン本をBUY

旅先にサイン本、買うわなワナ

 

姫路帰りのバンドワゴン内では

ずっと読んで飽きず、共感の嵐

今の気持ちは無題です。

Untitled / 初恋の嵐

あのベースのイントロ、どこの

タイミングでドラムが入るのか?

2002年全都道府県ツアー時には

わからなかった、お願いだ僕に

触れる術を見出さないで お前が…

 

 

いつ聴いても泣けてくるんだな。

今思い出しても、B.隅倉さんは

今と同じほどの貫禄、当時から。

あれから18年だってさ、下北沢

滋賀に奈良に、京都に神戸にと

たくさんライブしたな、あの頃

打ち上げしてたのか、私20歳。

飲んでたっけな、かわいいもの。

部屋飲みしたとて、我を忘れず。

 

閑話休題。

 

ここのところ、個人グッズ通販

受付、ありがたいことに好反応

お問い合わせ&ご注文いただき

その対応、三十名様にもなると

ちゃんとレスポンス、一人では

なかなか大変、しっかりお届け

できますように、月並みな表現

ですけども、はい。真心込めて。

 

そのやりとりのなかで、この本

思い出し、ご紹介。その見出し。

 

「嘘をつかない。裏切らない。

ぼくは具体的なだれかを思って、

本をつくる。それしかできない。」

 

完全インディーズ、四人体制で。

CHAMP RECORDS をば十数年

やってきたから、共感すること。

でも甘えはいらない、アマビエ

疫病退散。そこは今、切に願う。

 

わかってくれる人に、しっかりと

届けることの大切さ。今、それが

とても大切だなぁ、と身をもって。

 

で、読んでて思うこと。VISION.

ちゃんと持ってる、自分スタイル

ちゃんと持ってる、インディーズ

な人。大体、サニーデイが、好き。

 

さぁ出ておいで

君のことを待ってたんだ。

 

フリーランス

好きなことを、好きなだけ。