ファンキーが邪魔をして

【2020/4/25】

4月25日

 

晴れ。

穏やかな陽気、に見せかけて

午後またちょいと風強くなる。

 

 

ツツジが満開、こんなに咲く?

ってくらい咲き誇る、ピンク。

 

ツツジと聞くと、思い出す椿。

一輪の存在感大きい鮮烈な赤

ギラリ生命力みなぎる葉の緑

ボトリといきなり丸ごと落下

その潔さもあってか、孤高な

三十郎もうすぐ四十郎だがな

三船感。だからか、バンド名

使われがち、思い当たるのは

つばき、椿屋四重奏。一方で、

ツツジはないね、なんでだろ

かわいらしい、柔らかい印象

ソリッドじゃない、あー昔さ

下校の時チューチュー吸った

あの花ねってなりがち。躑躅。

漢字で書けない、読めないね。

そんな土曜日、週末感ないね。

 

昨日、寺田寅彦の手首の問題

チェロ弾く話題でてきたので

ちょっとチェロに触れてみる。

弓を持つ右手の手首、成る程

左手の指は第一関節から曲げ

弦を真上から押さえる、大事

わかっていても難しい、基本。

体に馴染ませるまで、動かす。

 

 

ベースに関すること書こうと

意気込んでいたのにヨウツベ

YouTubeでBRADIOのライブ

流れてて観てたら、おぉー!

ファンキーですなぁいいねぇ

となってしまった、そんな夜。

ファンキーが目の前チラつき

集中できん、ベース気になる。

ステキなショーでした、天晴。

 

ということで、ベース談義は

また後日。時間はいくらでも。

 

 

あんまり書くことなくても

その日食べたものだけでも

書くんだぞ、夫の武田泰淳

妻の百合子に言いました。

それが「富士日記」上中下。

日記も書き続ければ文学に。

今日も更新、しておきます。

 

 

 

ステイホームの「手首」

【2020/4/25】

4月24日

 

朝から晴れ。

午後、遠くに黒い雲。

時折雨ぱらつく。で

すぐやむ、の繰返し。

 

 

ふと思い出して

寺田寅彦随筆集

「手首」の問題

という項を読む。

 

 

平易な動作ひとつを

よくもこんな科学的

かつ文学的な表現で

認められるものだと

感心する、ふふーん。

 

チェロを弾く際の手首の大事さ

そこに端を発して、ビリヤード

居合抜きに乗馬に、手首の問題

その運用で巧拙分つ、これ如何

から展開して、科学者たるもの

常に柔軟で弾性的な心、いわば

研究の手首を柔らかくして臨め

であるからして、政治もまたね。

 

「内閣にしても…(中略)その施政方針がいかに理想的であっても、

為政の手首が堅すぎては国運と民心の弦線は決して妙音を発するわけには行かない」

 

ほほう、なんかそんな気してきます

これ昭和7年、1932年の文章、現在

通ずるものあり。変わらぬものです。

 

「寺田寅彦随筆集」第3巻収録

高知の古本市にて購入、一冊¥100也。

本一冊から、思い出される光景がある。

 

こちらは2017年11月5日。高知X-pt.

w/ PAN 。昼に、ライブハウス側にて。

当時のスケジュール帳より。メモ書き。

 

2017年11月4日

「広島→高知へ。高速が火災通行止めの箇所あり。

少し時間かかる。15時に高知着。古本屋「井上書店」にて禅の本。

部屋でベース。ひろめ市場へ、マキさんと。

結婚38年目の夫婦 from 富山射水。酒をくみかわす。」

 

2017年11月5日

「AM、古本市物色。

寺田寅彦全集1~3各100円。購入。昼、コンビニパスタ。

X-Pt. 久々。Tuner→DC→Synthのみ。

ゲンコツみたいにゴツンとくるサウンド!になってればなぁ。

PANと打ち上げ。ダイスケさんとベースの話。いい夜でした。」

 

 

はいはい、そんな夜。思い出してきた。

打ち上げの帰り、ジャンケン負けた人

コンビニ買ったもの全額払う遊びした。

 

んで思い出しついでに、高知と言えば。

 

一人飲みデビューも高知だったような

まだ居酒屋に一人で入る勇気なく、夜

街を歩いてお店物色、ここならいける

と踏んだ先、思い出した、焼鳥せいわ 。

再び当時の手帳より。最早大昔のこと。

 

2009年5月11日(晴れ)

「周南→高知。夕方FM高知に出演。

後、街へとくり出しひとり飲み。

くろちゃん食堂にてサンマとビール。

焼鳥せいわにてレバ刺、きも串、ハツ串&ビール、

土佐鶴をいただく。静かな店で良かった。」

 

とのこと。

ちなみに翌5/12は高知X-Pt.

 w/ 怒髪天 / ロデオキャブレター

メモっとくもんだ。

過去10年分くらい、スケジュール帳残ってる。

読み返したらキリなし。色々ありましたから。 

 

そもそもなんで寺田寅彦だったのか。

いつだったか(確かお客さんから)

いただいた「作家の猫」という本。

これに寺田さん載ってた寅彦さん、

で、藤田嗣治が載ってた気がする、

オカッパ頭の、レオナール藤田氏。

 

 

そうそう、これこれ、あ、全然違う

髪を切った自分、こんな感じかなと

思って確かめたら、違いました御免

ここまで思い切れてなかった、てか

違い過ぎ、はい、認識の手首柔軟に。