こぼくかんがん

【2020/4/3】

4月2日

 

晴れ。日差しは暖か、風が強い。

 

自宅にて。

ベースを弾く。

 

録ったり聴いたり消したり

を繰り返しながら

行ったり来たり。

 

 

形になっていくのは楽しい。

けど、遅々として進まなくなると

うーむ…とげんなりしてくるので

気分転換に外へ散歩。

 

あんまり出歩くなよ

という現況なので

近所も近所

神社へお参り神頼み。

 

 

境内の御神木を拝んだり

苔を愛でたり

新しい生命の息吹を感じたり。

 

 

ツアーに出るとおろそかになる

食事も今は毎食欠かさず健康的。

五日間断酒という自分内快挙を成し遂げるも

今ちょびりと飲んでしまった。やり直し。

 

『むかしの味』池波正太郎

 

 

なんとなく読む。

外食したくなってくるけど

洋食に寿司に鰻に、と

普段いくような店じゃないとこばかりなので

完全に他人事、へーいいですねぇっていう感じ。

ただ、京都イノダのサンドイッチと冷たいビール

という組み合わせ、そんなの考えたことなかったので

いつか試してみたい、とは思った。

あと池波正太郎って絵がうまいのね。

味わい深い挿絵の数々、ステキです。

 

ライブができるのはいつになるのか。

平和な世の中、いかにありがたいか

いまは全力で抑え込み、収束へ向け。

また心置き無く音楽を鳴らせる日を切望すればこそ

我慢も自粛もできるというもの。つらいけども。

 

 

カラダ気をつけつつ、気楽に。

今だからこそ、できることを!

って意気込みすぎると、

あれもこれもでつまずきそう。

まずはちゃんと呼吸して、深く。

一つずつでも、何か身につけば儲けもん。

生きてるだけで丸儲け。BEGIN。

 

とか言いながら、ずっとベース弾いてる。

他のこともしなきゃ、でまた意気込む。

落ち込む。思いつめる。ありゃりゃ。

 

 

人間、なんだか思いつめてばっかだけど

思いつめてこそ生きがい感じるんだから

思いつめることなくなったら枯木寒厳(こぼくかんがん、と読むそうです)

だれでも何か思いつめながら暮らすしかないのよ。

と、武田泰淳さん曰く。そんなもんか。

 

 

聴きたくなるのは、再度、再々度の。

 

David Darling&The Wulu Bunun「Mudanin Kata」

 

歌は祈り。

人間の歴史に、なくてはならないものだったのでしょう。