何かが起こる予感、感。

【2019/8/10】

8月10日

 

朝から晴天。今日も暑くなりそう。

 

昨日、モーションブルーヨコハマでの「ハバナイステーション」。

アルバム収録の全10曲を生演奏、初お披露目。

ご来場のみなさん、DOもありがとう。

 

司会の清野さんも重ね重ね仰ってましたが、

初披露の、ただ一度しか味わえない緊張感

というものが、やはりあります。

 

何度練習しても、リハスタではなかなか突破できない薄皮みたいなものが

パカッとめくれるようなイメージでしょうか。

初夏のそら豆、夏の枝豆。旬の味わい。

ようやく『Have A Nice Day!』の楽曲群もライブモードに突入。

ここからフェスやイベント、そしてツアーで磨かれ

独特の味わいを深めていくことでしょう。楽しみです。

 

さて、セルフライナーノーツの続き。

 

M01. 「真っ赤なノンフィクション」

 

昨年10月にリーダーマツキ氏よりデモをもらった段階で

「今回は変拍子多いから」

と伝えられていたのですが、のっけからコレです。

 

一聴して、「へ?なにコレ、DOなってんの?」

という感覚でしたが、

 

「メロディーに誘われるまま出来たサビのコード進行Dm7→Em7→EbM7→Cm7→BbM7→EbM7→Bm7→E7

てのがなかなかあり得なくてお気に入り。」

(マツキ氏8/2ブログより引用)

 

とあるような進行も、聴いてコードを追いながら

(いわゆる耳コピ。譜面は存在しません)

徐々に仕組みがわかってくると、

あーはいはい、、、!

と複雑にほつれていた糸が

スルスルと解けて行くような心地よさを味わえるのも

マツキ氏楽曲の面白さと言えるでしょう。

 

大サビ部分はリハを重ねながら、

後になって付け足した、と思う。

その直前の一瞬ベースだけになるところは

ザ・フー辺りの60s系あるいはスタックス周辺のソウル的なルーツを踏まえた

完全手グセによるものですが、こういったビートが複雑な曲の中にあって

ある意味”王道”なキメ、いいと思います。

 

 

それとなく付けていたレコーディングメモには、この曲に関して

「ツーフィンガーで弾いたか、親指で弾いたか、どっちだったかな」

というメモとしての機能をなさないメモ書きが一行だけ書いてありました。

確かどちらも試してみて、ツーフィンガーの方がウネリが出る気がしたので

そちらで通したような気が今となってはしています。

 

ベースはいつもの74年製ジャズベ、エフェクターは何も通さず、

直のラインと、acoustic220のヘッドを経由したラインの二本の音を

エンジニアの中村宗一郎さんとその都度意見を交換し合いながら

楽曲に合う低音に落とし込んでいく、というのが今回の主な手法。

この曲もある程度の硬質さを残しながら、重たくなり過ぎず

ドラムのビートと四つに組みながらロールして行くイメージ。

 

アルバム冒頭にぴったりの、「コレから何か起こるぞ感」を

いい具合に演出していますね。

 

つづく。

 

 

最後に話変わりまして。

昨日、横浜から千葉へ深夜のドライブ。

いつものんびり下道で帰るのですが、

都内に入ってから環七を下って城南島のコンテナゾーンを経由し

東京ゲートブリッジなる巨大な橋を渡って

若洲から新木場へ抜ける道が近未来感あって好き。

さらに昨晩は元BJC照井さん率いるバンド=SIGNALSを聴きながら。

コレが独特の響き&リズム(変拍子多い)、そしてロマンチック!

奇しくも「真っ赤なノンフィクション」にも通ずる世界観で

最近のお気に入り。

9月「夏の魔物」にも同日に出演されるようなので音源と併せて

ぜひチェックしてみてください。

 

 

それでは皆さん、良い週末を!

Have A Nice Weekend!