ナガイケジョー
Cut Your Hair
【2014/3/10】
昨日の表参道は日曜ということもあってかものすごい人だかり。
すれ違う人とぶつからないように歩くのも一苦労、
表参道側から原宿駅の方を遠く見やると
そもそも地形がそういう勾配をしているのでしょうが、
人の重みで道路がグンニャリと下方へしなっているよう。
髪を切ってサッパリしたはずの頭が人ごみでゴミゴミ。
道ゆく人たちのオシャレさに目がグルグル。髪もクルクル。
今日は新代田FEVERで
昨年からサポートを務めている「誰でもエスパー」2014年初ライブ。
エスパーがどういうものかはあまりよく知りませんが、
気持ちだけはボクもエスパー。
いつもよりベースをバチバチやってきます。
Boogie Stop Shuffle
【2014/3/8】
リハまで少し時間があったので
日頃は入ることのない下北沢のアンティークショップにフラリと。
ベースを背負い、でかいトートバッグを肩に提げ、
片手にはエフェクターボードを手にした客の来店に
「頼むから店のモノを壊さないでくれよ」
と言いたげな店主がチラとこちらを見ながら
口だけは「イラッシャイマセ」と動かしてみせて
せっせと手元では何かを修理しているよう。
お目当ての品は見つけられなかったものの、
ひっそりと並べられていたレコードコーナーをチラと物色してみると
あまり見たことのないチャールズ・ミンガスのLP。
せっかくなので、と購入。
お会計の接客もそこそこに
相変わらずせっせと手元で何かを修理している店主に
「古い○○は置いてませんか?」と聞いてみる。
「たまに入ることはありますけどね、
結構足が早くてすぐ売れちゃいますねぇ
やっぱり音楽やってる人とかがね」
店主は長年に渡って手元で細かい何かを修理し続けているせいか(想像)
慢性的に赤く腫れぼったくなったマブタを重たげに持ち上げながら
それでも自分のテリトリーに思いがけず飛び込んで来た貧相な男の出現に
マンザラでもなさそうな様子で答えてくれた。
「木製の三角形のがあるでしょ…」と店主が言いかけたところで、
「そういうのを探してるんですけど」と私が答えると店主はいよいよ得意気に
「じゃなくて、ヨーロッパの古いヤツにはもっと色々オモシロい形をしたのがあるんです」と言った店主の、キマッタ! という表情といったら。
「稀にお店にも入るんで、良かったらチラチラ見に来て下さい」
チャールズ・ミンガスは
ウッドベースが小さく見えるほどの体格とはウラハラにとても気難しい人だったようで、
ライブに客として来ていきなり演奏者の顔面をブン殴ったり、と
同業者からの悪評も絶えなかったようですが、
彼のベースのズゴンとした重たさや
ヌルリとした卑猥さや
ベッタリとした力強さ
そして何よりもどうしようもなくロマンチックな響きが
私はとても好きなのです。
“God Must Be A Boogie Man”
ジョニ・ミッチェルは彼のことを敬慕してこう歌い、
“Boogie Stop Shuffle”
何を言いたいんだかよくわかりませんが、
何らかの強烈なメッセージがありそうな彼のこの曲がまたカッコイイ。
“フラフラ咲いてカラカラ泣いた”
それはミッシェルの「ブギー」。
どうでも良い話ですが、
高校時代に私が初めて設定した携帯(PHS?)のメールアドレスも
boogieナンチャラ、だったことを今思い出しました。
ケイチツはツチケイロ
【2014/3/6】
雨の一日。
暦の上では「啓蟄」
ケイチツという響きが
いかにも地中から虫やら芽やらがモゾモゾと這い出てくるような
土気色をした生命のウゴメキを表現し尽くしているようで
この時期になるとつい自分の足元を気にしてしまいます。
「モゾモゾ」と字に起こしてみたところで
「Mouzon」という名前がどこかにあったような気がして調べてみれば
“Alphonse Mouzon”という名のジャズ・ドラマーがいらっしゃって
(実際は”ムザーン”と読むようですが)
はてこの人なんだっけ? とさらに調べてみたところ
そうそう、
ジャコ・パストリアスとの白熱のトリオ・ライブ盤
『TRILOGUE-LIVE!』というのがございまして
トロンボーン、ベース、ドラムという三者のモゾモゾとしたフリーセッションが
偶然にもやたらとケイチツ的で
この時期のジャコのキレッキレな超絶さに
ついつい血の気が引いてコチラの顔色も土気色になってしまいます。
春が近づいていますね。
ハルの山
【2014/3/3】
Theピーズとのお祭り2デイズ@福島&熊谷。
温さんのベースには
歌う人が弾くベース特有の呼吸があって、
歌メロとベースラインとの絡み具合が過激なクセに
聴く人にはいたってシンプルに聞こえるという奇跡。
「サイナラ」のラインなんて過激過ぎて震えました。
歌う人が弾くベース(と女性が弾くベース)には
“ベースだけベーシスト”には到底思いも及ばないような
別次元のカンカクがあるように思います。
ウラヤマ裏山。
Theピーズの山は、遠く高く険しい。(そしてたまにオトナゲナイ!)
リー・ブリロー
【2014/3/2】
バカになったのに
【2014/2/27】
中学まではマトモだったのに
高校でベースを手にして
そっからはもう
脳みそがジャマだ、取っちまいたい
とりあえずフラついていよう
寒いから酔っぱらっていよう
で、十数年。
キミを見つけたいヤツが
ひとりくらいはいる
だから、
我に返るスキマを埋めろ!(それはトモさん)
ひとまず今日のところは、
乾け洗濯モン でまた明日
今週末はいよいよ
Theピーズとのツーマンライブ。
楽しみです。
近くにまだこの対バンを知らない人がいたら
「福島と熊谷だよ」
と教えてあげて下さいネ。
Smile Now
【2014/2/24】
「ボクにとって、音楽は楽しいもの」
先日観に行ったライブで、細野晴臣さんはいつものイイ声でそう仰っていました。
「ボクは音楽を聴いて涙を流すことなんてない」とも。
泣く泣かないは音楽を聴くご当人にお任せするとして、
最終的に幸せハッピーなイイ塩梅にするのが音楽であって
先日柏でゲットしたレコードも冒頭からそんなようなことを
ボク好みのキタナイ音で声高らかに歌ってくれています。
” Why don’t you smile now ”
Thee Headcoatsの1stアルバム『Headcoats Down』(1989)
(邦題は『ガッカリシヤガレ』)
オープニング・ナンバーである「Smile Now」。
この曲は、彼らが敬愛するバンド「Downliners Sect」がオリジナルなのかと思っていたら
原曲はThe Velvet Undergroundの前身バンド「The All Night Workers」だということで、
曲のクレジットにも【Reed-Cale】という名が入っているようです。
知らなかったなぁ。
思ってもみなかった繋がりがまた楽しくて
その瞬間、寒さがちょっとだけ和らいだ気がしました。
ベース・マガジン
【2014/2/20】
毎月19日。『ベース・マガジン』発売日。
”私的名盤紹介”という体でコラムを書き続けて丸5年。
今月号でめでたく第60回目を迎えました。
ご愛読いただいている方は古来稀なりといえども
本当にありがたいことです。DOもDOも。
機材面など音楽的でタメになる話はハマ・オカモト君に任せ、
音楽家としての日常や有難い心得などは高水健司大先生=”大仏さん”に委ね、
ユーモア溢れる笑い話はかわいしのぶさんに到底かなわず、
ただ読者の気分を害することのないようにということだけを肝に銘じながら
ペン先に祈るような気持ちで一文字一文字シタタメて参りました。
今までの文章を読み返してみると
連載というのは不思議なもので
月一とは言えその時その時のモードが如実に現れていて
この時オレDOしちゃってたんだろ? みたいなことがママあります。
妙にダークだったり、やたらクールぶってたり、変にウカレていたり、
総じてこのコラム、結構オモシロいです。(自画自賛!)
毎月気が付くと締め切り直前で、
そのたびに、オレはなんでこうなんだろうか…と嘆きながらも
次は何を書こうかなとニヤニヤヘラヘラ、
そしたらホラ、やっぱりもう締め切りが迫っています。
締め切りの方から待ちきれずにこちらへやってくるようです。
この締め切りというヤツは本当にイヤな顔をしていて
あぁもうお願いだからそれ以上近づかないで、と毎度思うのですが、
いざコイツが来ないとなるときっとモノ凄く寂しいのでしょうね。
だからお願い、神様もう少しだけ。(昔そんなドラマがありましたネ)
DOこまでやれるのかは神のみぞ知る、
ひとまず仏さまのように気持ちを鎮めて
さて第61回目の文章を今からヒネリ出すことにします。
うたうたい
【2014/2/19】
歌い継がれる歌を作った人と、
その歌を自分の歌にしてしまう人。
うたうたいはすごいですね。
まぎれもなく初恋の嵐のライブでありながら、
それぞれの歌い手さんのライブもマルッと一本観たかのような
お腹いっぱいの夜。
最高に楽しい時間。
それでいて、
自分の中の深い深いところにまで手探りでかき回されたような
ドキッとするようなヒリヒリとした時間でもありました。
音楽は深い。
柏
【2014/2/17】
柏よいとこ一度はおいで。
昨年のゴールデンウィークから一年経たないうちに
また来られてありがたや。
個人的には年末にも来ましたが。
恒例の”ディスクユニオン詣で”も叶ってうれしか。
個人的には年末にも詣でましたが。
PALOOZAにお集りのみなさん、
寒い中ようこそお越し下さいました。
柏で鳴らす音はいつもより人懐っこい気がします。
このカラダによくなじんだ空気がそうさせるのかも知れません。
と、いかにも地元民ぶるのもせからしか。
なにはともあれ
素晴らしい柏の夜に、
ピースマークを送りましょう。

























