ゲリラ豪雨みたいだ

【2021/6/18】

6月18日

 

朝から晴れ。

気温も上昇、畑の枝豆収穫。

鮮やかな緑、旬の味。

 

全然多くはないけども

一つ一つが

それなりの厚みをもって積み重なっていた

いくつかの案件が一旦落ち着いて

今日は完全にお休みモード。

 

チラとテレビを見たり

台所の油汚れを落としたり

結局何かしら手を動かして過ごす。

 

昨日は、堂島孝平さん楽曲のREC。

 

ドラム=鈴木浩之くん(THE KEBABS)

ギター=黒田晃年さん(はじめまして、でした)

と三人で、せーの、音出して。

 

いただいてたデモ音源をもとにしつつ

リハもなく、いきなりサウンドチェック

(そこからもちろん録ってもいる)

という状況で鳴らされる、それぞれの音の粒が

真夏のゲリラ豪雨のようにビシビシザーザーと

容赦なく全身を叩いてくるようで、

ほんの数テイクしか録っていないのに

いろんな感情が溢れて心中は冠水状態。

 

はい、これでドラムもベースもOK!

となった後の、機材を片付けてる時はいつも

ホッと一息の安堵感以上に

なんだかほんの一瞬の、ものすごい通り雨だったなぁ

というような、奇妙な寂しさが伴うもの。

でも、すぐ終わるから、いいのよね。

あとからのぞく、晴れ間がまぶしい。

一体どんな仕上がりになるのか、楽しみ。

 

の前日はバンドリハ。

 

の前の日曜は、西千葉cafeSTANDでの

「ひとり宵待チバ」

 

今回もベース鳴らして、歌って。

その場所に響いている音を感じながら

音を重ねること。

 

そこには、何ものにも代え難い

感動と興奮がありますね。

バンドでも、ひとりでも。

この完全ホームなようで、

だからこそのアウェイ感もある

緊張と弛緩の狭間で揺れ動く心

(心を止めるな!)

cafeSTANDでのライブ

もっともっと良くしていきたい。

 

のちょっと前には、バンドREC。

こちらの詳細は、

近日中にお知らせできる、かと。

 

という感じの一週間。

 

総じて、いつものジャズベ抱え。

 

ベースが人生の全てではないけども

ベースが日々を動かしてくれている。

 

そんな内容の記事も、

明日には新たにご覧いただけそうです。

 

いつまでも同じ場所にとどまっているようで

実は知らないうちに、自分の世界は広がっている

 

 

ひとまずそういうことで、良いのかなーと。

 

 

 

水無月の低音

【2021/6/11】

6月11日

 

晴れ。引き続き、夏の暑さ。

 

昨日、バンド REC。

 

いつものピースミュージックで、

スタジオのAmpeg B-15を鳴らし

カリッと香ばしい音、

今回はふくよか、というよりは、

しなやかに筋肉質なイメージか。

 

それが今の、気分。

 

浜田真理子さんがご自身のnoteに

「声の色」のことについて書いていて

合点いくとこ多々、タタタタッと翻って

身につまされたり、一本調子にならぬよう

 

ベースも同じ。

色を塗り分け、時には無色にも。

 

そういう意味では、独演会ってのは

案外役に立っているのだ、歌との重なり

住み分け、技術的に、できること、できないこと

やらないほうがいいこと。

自分で身を以て、体験し、判断する。

まあまあ意識も変わってきたか、いや、どうなのか。

 

6/13(日)は西千葉cafeSTAND

 

いつもギリギリまで新ネタ考えたり

毎度の曲も、また色を変えていたり

水無月です、梅雨入りはまだのよう

カラッと乾いた、瑞々しさに飢えた

初夏の低音は、どうなるでしょうね。

 

 

最近ようやくベースという楽器がわかってきたような

より深まってきたような、近づいてきたような

 

とか言ってるとまた遠ざかるのかも

 

40くらいまでは、なんでもまだ下積みみたいなもの?

かもかも、じわじわと、やってこう、自分のペースで。

 

 

 

 

 

ジャズベの極北

【2021/6/8】

6月7日

 

曇りのち晴れ

 

昨日、アルバム再現ライブ。

ラママにて、二本立て。

 

今月に入り、

鶴・神田くんとのトークイベント&

ナンバーガール・中尾さんとの対談と

立て続けにベース談義の機会。

 

それぞれの楽器へのアプローチや

翻って自分の演奏への印象&指摘など

 

総じて、

”あのジャズベ”の音はかなり特殊で

ピッキングの仕方もちょっと変わってて

中尾さんが「”あのジャズベ”はさ、、、」と

両手でサッカーボールくらいの球体を作りながら

なんかコロコロ、コロコロした音なんだよね

だから慣れてないと、すんごーく弾きづらい!

というようなことを言ってたのが印象的(毎度ありがとうございます)

結果。

お互いプレベ&ジャズベの「極北」という結論

あらま、なんか同士みたいになれて、うれしい

中尾さんが試奏している音を間近で感じられたのも

うれしい、爆裂。こういう音も出したいのに。

 

柔らかくなっちゃうんだよなぁ

なんて紳士ぶってみたら

神田くんには、

いやいや、ジョーくんかなりピッキング強いでしょ

 

自分のことはわからないもの

 

神田くんの音も、パッカーン竹まっぷたつ

割れるような明るい響き、好きなんです。

 

と、お二方の哲学にも触れられて

たっぷり刺激いただき、ありがたや

 

そんなやんややんやとした話を経て

ならば一度、生の、まっすぐな

”あのジャズベ”の音に立戻らん、と

再現ライブ

当時は足元=エフェクターなんて

ほぼ皆無、チューナーのみ

BATDANCEでベースシンセ繋いだくらい

色々な経験を経て、色々繋ぐようになったのも確か

 

ただ、自分のイメージするピッキングで

昨日は弾いたら、今までのラママLIVEの中で

一番いい感じ、音がビンビン鳴ってる

終始気持ちよく演奏、配信で改めて聴くと

しっかり節度をわきまえた音像でもあり

うーん、ただもっとグッと低音感欲しい

いや、アンサンブルとしてはこのくらいか

欲なのか、欲張りなのか、バカバカバカ

とまた、ズボッとハマった泥沼©︎ザゼン

 

すり合わせだ、チューンアップだ

ラママでは来月セカイイチの「ベー感」あり

ここでもまた、思うところ多々ありそうだし

揺れ動く感情に休む暇なし。

 

止まっちゃダメなんだ

と、禅の鈴木大拙先生もそんなようなことを

 

揺れ動くこと、経験すること

文体難しいので、読めてるか知らんけども

 

その中で日本刀に関して

切れ味鋭いばかりの刀(村正)もあれば

切ることを拒む刀=切らないための刀(正宗)

それこそが真の名刀である、みたいな

たぶん、そんな一説あり

(『禅と日本文化』「禅と剣道」より)

 

なにこれ、深い。真理、なのか。

 

弾きたい弾こう弾いてやる

じゃないところの、

弾かない、いつでも弾けるけど

 

それくらいの境地になりたいもんです。

いや、まだ早い、うむむ、どうなんでしょ?

 

そんなことを思った今日、

梅雨入りはまだ先みたい。