DO the 年越し

【2015/12/31】

 

12月31日

 

大晦日よ…オマエもかっ!

と、目を疑うような早さでやってきた2015年最後の日。

この一年を振り返りながら昼過ぎから酒でも飲んで…

というわけにもいかず、夜は下北沢で年越しライブ。

20周年イヤーに手を振ろうぜ、

2016年も日々アウェイに挑み続けるファンキー獣道を行く。

 

ブログの更新がこんなに滞っていたとはつゆ気付かず

これまた濃密だったこの一ヶ月のことを振り返っていたら

夜中のライブの時間までに戻って来られるかDOか怪しいので

ほどほどなところにしておこうと思いながらも、師走をLet’s 逆走どこまで行けるか。

(そして結局かなりの長文になってます、予め)

 

12月30日

 

昼、バンドリハ前にベース抱えて個人練。

2016年早々にやってみようかと考えている挑戦のための調整。

お知らせできる段階が来たらまたそちらで。

 

12月29日

 

下北沢CLUB QueでK.O.G.A.カバーナイトに初出演。

小里誠さん率いる「オリスマス・イブ」の一員として。

名前からお察しいただけるように山下達郎さんのカバーを。

改めてタツローさんの音源を聴き返していると、ベースやっぱスゴい。

伊藤広規さん。武骨で繊細。できそうでできない。ニクい!

練習あるのみ。実践するのみ。与えていただいた機会に感謝。

しかも今回はドラムがスピッツの崎山さんということでホントありがたや~なお話。

リハ2回、ライブ本番30分という時間しかなかったのが

惜しいくらいもっと一緒に演奏したかったというのが正直なところ。

以前ポリシックスのヤノ君が、

どこかのセッションでベースの井上富雄さん(ザ・ルースターズ)と一緒に演奏した時に

「なんかオレ今このベースに守られている」と感じた、という話をしていたのを思い出した。

「オレ今このドラムに守られている」という気持ちになったステージ。

守ってあげたい、自分もベースで。(前にもこんな話したような…)

貴重な時間、ありがとうございました。

オリタツさん、そしてご一緒したクージーさん、ナリさん、レモンさん、カトウタロちゃんもDOもありがとうございました。

 

12月28日

 

オリタツさんのリハ後、取材2本。

Suchmosヨンス君とnever young beach安部君を交えて。

真っ直ぐな目でギラッとした野望をシレッと語る両者の姿勢に共感。

負けてられんです。2月の「Young bloods」が楽しみ。

 

12月27日

 

熊谷へ。気持ちよく晴れてドライブ日和。

Suchmos、ネバヤンを聴きながら。

埼玉に入るとそののどかな空気に誘われて

ザ・バンドの『Last Waltz』を聴きたくなった。

Extraツアーのファイナルはヘブンズロックでコータロー&ザ・ビザールメンと。

外は寒くても中の熱気は高まるばかり。

加藤さんとコータローさんを迎えての「ヒートウェーヴ」も最高。

1月に個人的にお世話になったモルタルレコード山崎さんにもご挨拶。

ライブ前に提案した話をこちらのライブ中に既に進行させていた氏の行動力に驚かされた。さてDOなることか…行DOあるのみです。

帰りはエイミー・ワインハウスなんかを聴きながら。

 

12月26日

 

永池家の集い。

両親と姉、兄と私の5人だけで集まってみようという企画を

なぜかいきなり兄が提案してきたので、乗る。

家族5人で肉なんぞ焼きながら、なごやかな時間を過ごす。

クラシックばかりが並ぶ父のレコード棚の中から

思いがけず顔を出した一枚のレコードに興味津々。

 

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借りて帰って聴いたら、予想通りの危険なブツであった。

 

12月25日

 

クリスマス。

リハ前に歯科検診。異常なし。

 

12月24日

 

朝のうちに雨もやみ、暖かなクリスマスイブ。

 

12月23日

 

オリスマス・イブのリハ初日。

皆が探り探りの中、絶好調の仕上がりを見せていたオリタツさん、さすがでした。

 

12月22日

 

リハ後、取材1本。

のちリキッドルームへフレデリックのワンマンを観に。

2014年のライジングサンで三原兄弟・弟の康司君が

「野音のDVD(2006年の方)、何回も観てました!」

と言って『オドループ』のCDを手渡してくれて以来、

ずっと注目していたらアレよアレよと大きくなって。

兄の健司君は10月の野音ライブも観に来てくれて、じゃ私も是非に~ということで

ライブ中盤から(頭から観たかったなぁ)オジャマして参りました。

会場に入った瞬間熱気が凄まじくて

着ていた革ジャン脱いでビール飲み飲み。

一杯のつもりが二杯に…それだけ観ていて気持ちの良いライブ。

終演後、メンバーに挨拶。

2016年は是非一緒にやりたいね、と今度はこちらが『アウェイ』を手渡して帰る。

 

12月21日

 

岐阜から一路東京へ。

 

12月20日

 

というわけで岐阜。

CLUB ROOTSの10周年イベントは集めも集めた濃厚4バンド。

あえてここではもうバンド名は記載しませんが、笑

どのバンドも絶好調にドッカンドッカン鳴らしていて(笑いをとっていて)

ロックンロールバンドの真髄を見た一夜。

打ち上げはそのまま会場内でおいしいお鍋を。ごちそうさまでした。

CLUB ROOTS10周年おめでとうございます。

 

12月19日

 

晴天。ついにこの日がやってきた。

「フラカン武道館」

朝から時計を見ながらなんだかソワソワする。

武道館の前にお隣の神保町でベースマガジンの取材。

古本街の誘惑に駆られながらリットーミュージック新オフィスへ。

土曜日で閑散とした一階ロビーへ迎えに来てくれたのは

今やベーマガ編集長となられた近藤氏。

2008年くらいにBAZRAの三浦謙太郎君を介して知り合って以来

当時は家が近かったこともあってよく我が家で新年会をしたり、と

すっかり「気心の知れたお兄さん」という感じでお付き合いをさせていただいております。

そんな近藤さんとゆっくり話をしている中で

「でもバンドの中で一番変わったのはナガイケ君だよねぇ、

昔はなんかもっと近寄りがたかったし」

というようなことを言われて

「ですよねぇ…(恥)」

となったりして話し込んでいるうちに

危うくフラカンの開演時間に間に合わなくなるところだった。

話の内容は1月19日売りのベーマガ2月号にてご確認くださいマセ。

 

話が長くなってます。急ぎ足で進みます。

 

というわけで急ぎ足で神保町から九段下へ。

歩きながら缶ビールを一本注入することも忘れずに。

無事開演時間に間に合って、周りにいたよく知った顔の皆さんともまた乾杯。

 

ふ~と一息ついたところでいつものSEが鳴る。

 

最初から最後まで感DOのステージ。全部がハイライト。

終わりがくるから最高なんだよな、と圭介さんが歌っている通り

一曲一曲が終わっていくたびに高揚感と共に寂しさもあった。

でも武道館が終わっても、長いツアーは終わらない。

フラカン最高。

この日のことはこれまたベーマガの連載コラムに書かせていただいておりますので

興味ございます方は是非ベーマガ2月号をお目通しくださいませ。

 

さて、まだ師走を戻るのか。だんだんと時間もなくなって参りました。

戻りたいがもう戻れない。否、もDOれない。

触れられなかった日々ごめんなさい。私はもう行かなくてはなりません。

 

(夕方に自宅を出て、これから下北沢へ移DOします)

 

さて、ここからは下北沢に向かう電車の車中にて。

 

12月18日

 

リハ後、下北沢ロッカホリックにて野音DVDの鑑賞会。

ビール片手にあの日の映像を大画面&大音量で。イイもんだね。

 

12月17日

 

道新ホールのリハ二日目。

キーボードの高野助教授とコーラス隊=佐々木詩織さん&沼田梨花さんと。

一気に演奏が華やかに。たまらんなコリャ。

 

12月16日

 

とあるレコーディングをいつものピース・ミュージックで。

プレベを使ってファンキーに鳴らす。

 

12月15日

 

道新ホールのリハ初日。

ブラックボトムホーンズの4人と。

一曲一曲鳴らしながら様子をうかがいつつ

要所でギラッと光るそれぞれの技に感DO。

特にサックスのモンキーさんのソロ回しのフレーズが

エリック・ドルフィーみたいに毎回ぶっ飛んでいて心の中で泣いた。

 

12月14日  休みなので、休む。

 

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12月13日

 

宇都宮KENTにて恒例のロックンロールパーティー

「RED GENERATION」

久しぶりのレディオキャロライン、キノコホテル、そしてキンゴンズと。

キノコホテルの「マリリンモンロー・ノーリターン」が渋くて良かった。

R.I.P.野坂昭如さん。

楽屋でのウエノさん、パッチサン、そして楠部のシンちゃんからの容赦ないツッコミ

(主にモビさんへの)が面白過ぎて笑った。

レッジェネのみなさん、いつもありがとうございます。

 

12月12日

 

仙台へ。高速が空いていて予定より早く着く。

移転してからはお初のenn 2nd。

スタッフの皆さんからあたたかく迎えて頂く。

リハの前にステージからハガネのような硬質なギターサウンドが鳴り響いてきたので

一体マツキさんは新たになんのBUKIを手に入れたのかと思ったら

お隣のenn 3rdから聞こえてきたte’さんの音だった。

2015年最後の東北公演。みんないい顔してました。

打ち上げに仙台名物だというセリ鍋をいただく。美味。

そして誕生日が近かった我らがPAのマキさんをお祝い。

 

12月11日

 

休み。

夜、来日中のSULTAN OF THE DISCOのメンバーを一日アテンドしていた

モビさんと合流し、神保町の居酒屋でスルタンご一行様と酒杯を傾ける。

みな日本滞在を満喫したようで何より。

スルタンが所属するレコード会社の社長さん(私と同い年)は、

「(英語で)今回のスクービーとの共演で私たちは皆さんから学んだものがタイヘン多かったです…まず第一に…え~…What’d I Say…」と言葉を探しながらスマホをいじり始め、

「コレです!」といって見せてきたスマホの画面には「余裕」と書いてあった。

あはは、と笑いながらまぁたくさんライブやってますからねぇ

でもいつもそんな余裕ないんですけどねぇ。何はともあれ、おいしいお酒でした。

 

12月10日 リハ。

 

12月9日

 

そんなスルタンの来日公演@青山月見ル君想フ

日本でも彼らのパフォーマンスは大ウケ。やっぱ曲がイイ!

打ち上げでは最近月見ルでブッキングのお手伝いをしているという

旧知のベーシスト=イトケンさんと、中国通だという店長の寺尾さんとお話。

今度中華食べながら魯迅の話でもしましょう、と言ってお別れする。

 

12月8日 リハ。

 

12月7日

 

大阪で『GOOD ROCKS』の取材&撮影。

ライターはおなじみ鈴木魂=鈴木さん。

楽しくお話し後、近所の旭川ラーメンを食べてから一路東京へ走る。

 

12月6日

 

大阪十三ファンダンゴ。

久々に来ても何も変わっていないライブハウス。That’s ライブハウス。

頼もしい。音もラウドに鳴り渡って気持ちいい。

汗水垂らしてゼーゼー言いながらやるライブがやっぱ好きなのだ。

 

12月5日

 

名古屋へ。

この日も高速が空いていて早く着いたので

以前に敷島親方からご紹介いただいていた「麺亭はるもと」さんへ。

熱く歓迎していただいた上に、3種の麺のフルコースをいただき大満足。

 

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シメのラーメンが感DOのおいしさ。ごちそうさまでした。

ありがとうございました。

池下CLUB UPSET。

いつも搬入を近藤店長(通称おっさん)はじめスタッフの皆さんが

率先して手伝ってくれるので本当にありがたいです。

照明も毎DOバッチリでアガル。ありがとうございます。

ライブはもちろん熱く激しく。

野音後、ワンマンに来るのは初めて、みたいなお客さんも増えて

その反応をみているのが楽しい。キミもアナタもプラスワンモア。

Welcome、DOぞいらっしゃいませ。

 

と、やっとこさ前回のところまで辿り着いた。

電車もちょうど下北沢に辿り着いた。長時間移DOの有意義な使い方。

 

(本番前リハを経て)

 

というわけで、激DOの20周年イヤーだった2015年もあと数時間。

ただいま22時前。

 

今年共演した方々、支えてくださったスタッフさん、

そしてすべてのプラスワンモアに感謝しつつ、

このあとはカウントダウンワンマン@下北沢GARDEN。

 

このあと23時からスタート!

そして2016年も0時から皆さん、賑やかによろしくDOぞ。

 

2015年ラストのお写真は、

ずっと載せる機会を逸していた憧れのギタリスト、

東京スカパラダイスオーケストラの加藤隆志さんとのツーショットで。

(撮影:コヤマシュウ)

 

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「一緒に写真撮ってください」

でいきなりこんなカッコ良過ぎる表情キメられるオトナになりたい。(夢)

今年はスカパラの皆さんとも共演できて嬉しかったなぁ。

 

以上、長々とお付き合いいただきDOもありがとうございました。

 

それでは皆さん、良いお年を。

 

 

ナガイケジョー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若34歳

【2015/12/5】

 

12月4日  晴れ 強風吹き荒れる

 

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レインボーブリッジを臨む港で撮影中。

とっぷりと日が暮れて夜になった。

強風にあおられ水面がゆらゆら、七色の光が滲んで見える。

 

待ち時間が長くて退屈、なので書く。

 

12月3日  雨

 

誕生日だった。

おめでとう、ありがとう。

こんにちは、34歳。これから一年よろしくね。

去年の今日は野音で撮影をしていた。

ポスターに使われていた写真。

快晴だった。

夜は福原美穂ちゃんのライブを観にブルーノートへ。

酒は飲まなかった。

時たま起こる禁酒モードの最中だったのだ。

ブルーノートで酒を飲まずにライブを観るなんてオレもいくらか大人の余裕を手に入れたな、と思いながら帰路についた。

しかし、今年はまんまと酒を飲んだ。

飲んだどころか大好きなビールが産まれる工場にまで出向いてできたてのビールに「産まれてきてくれてありがとう」と手を合わせた。

 

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グビリ。

Wao!! 極上のうまさ。

うますぎて酔っ払うのを忘れてしまった。

 

確固たるビール愛に裏打ちされたスタッフ女史による製造行程の説明から

熟成される前の、まだビールになり損ねている状態のビールを

「若ビール」と呼ぶことを知った。

その響きが妙に愛おしく感じられた。

 

若。

 

すでに若ベーシストの域からは脱してしまったであろう私。

そこそこ熟成されてきた。きてしまった。

熟34歳?

うーん、でもやっぱ若34歳。

だからというわけではないが、髪を切った。すっきり。

もう15年来の付き合いの美容師さんには

「韓流感出して(今更だけど、照)」

とリクエストしたのはここだけの話。

「あいよ!」

とチャチャッと刈り上がったのがこの頭。話が早い。

冬の風が今日はやけに強く、冷たい。

ここは、アウェイ。よろこんで。

 

日付変わって本日5日は名古屋、明日6日は大阪十三。

 

寒風にさらされて冴え渡る頭が

演奏にDO影響するのか、その目と耳で確かめに来てください。

 

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艸木蟲魚

【2015/12/2】

 

12月1日 快晴

 

早いもので、

という陳腐な言い回しもこの際やむを得ないくらいに

早いもので、今年も12月。

 

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早かったなぁ、2015年は。

色々なことが目まぐるしく過ぎていって

その都度目をこらしてしっかり見届けているつもりなのだが

しかとこの目に焼き付けたつもりでも

忘れっぽいこの性分が恨めしいほどに

些細なことから大事なことまで

気が付けばポロポロと記憶の中からこぼれ落ちていってしまう。

ポンコツなんだ、この頭は。

別に忘れ去ってしまっても構わないのだが、時には思い出したい。

だから私は記すことにしたのです。

あったこと、感じたことをできるだけ仔細に。

 

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今日はグラン・カレというコンゴのミュージシャンの音楽を聴いていた。

快晴の青空がよく似合う、古い音楽。

エレキギターというよりも

電気ギターといった方がピタッとハマる感じの

ビリビリしたギターの音にシビレル。

ハマると超絶トリップ感覚、これって非合法? 否、合法。

健全なる不健全なトランス感、リズムもなんだかイカしてんぜ。

 

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これはエマーソン北村さんがオススメしていた盤なのだ。

「ミュージックマン」という、

リハスタやレコーディングスタジオにデデーンと置かれている

辞書みたいな音楽業界内重要企業&スタジオ&音楽家紹介本があって、

それをある時スタジオでパラパラめくってみていたらば

チラとエマーソンさんがその年に一番聴いた盤として

コレを紹介していたのを見て妙に気になっていたのだ。

そしてアタイはそれを買ってみたのだ。良かったのだ。気分に合ったのだ。

そして暫く聴いていなかったその盤をなぜだか今日また聴きたくなったのだ。

理由はわかっている。

先日岡山で松永孝義さんのライブ盤を買ったから。

 

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11月25日、岡山。

城下公会堂でアコースティックライブを終え、

片付けも一段落、さぁこれから打ち上げましょうか

というところで店内を何気なく物色していたら

松永さんの『QUARTER NOTE』というライブ盤が置いてあった。

買おう買おうと思っていてずっと買ってなかったやつ。

 

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ここで白状すると、私は岡山贔屓なのです。

岡山の街に来ると、その洗練された文化の香りに

自分の中の文化的なものに触れたい欲、

のようなものがむくむくと沸き上がってきて

無性に本を買いたくなったり(ちょうどよく古本市がやっていたりする)

無性に美を愛でたくなったり(ちょうどよく後楽園があったりする)

無性に知識を吸収したくなったり(ちょうどよい展示会がやっていたりする)

無性に良い音楽を聴きたくなったりするのです。

そしたらちょうどよい塩梅に、城下公会堂の棚にこのCDが

「だったら私を聴きたまえよ、ゴホン」と鎮座されていた次第。

 

「これ買います」

 

「あら、ありがとうございます」

続けて店主さんが言うには

この盤はエマーソンさんのオススメでココに置いてあると言うこと。

なぜなら、氏も参加しているから。

なにせMUTEBEATの同輩ですからね。すごい人たち。

 

ここ数年はライジングサンを中心に様々なところで顔を合わせる機会があって

あ、どうも、みたいな感じでご挨拶させて頂くことも多いエマーソンさん。

 

氏から頂いた20周年お祝いコメントが最高だったことを

ここで改めてご紹介したい。

私はこの言葉に深く納得し、深く感動したのであります。

 

「僕はキーボードのいないバンドが好きなんですよ(笑)。ソリッドで、ファンキーで、隙間があっても気にしない、それがバンドでしょ?最初は mods かと思ってた。それはそれで好きなんだけど、実際の SCOOBIE DOはそれ以上でした。どうぞこのまま、隙間のあるファンキーでお願いします。」

 

うん、素晴らしい。わかります。かっこいい。

 

このコメントにならって言わせていただくと、

僕はベースが多くを弾かないバンドが好きなんです。

ルードでオーセンティックで、隙間があっても気にしない、それがグルーヴでしょ?

 

ってことで話をまた松永さんに戻しましょう。

 

YouTubeで松永さんを検索すると、

屋敷豪太さんとのセッションの映像が見られるのですが、

そこで氏はグルーヴのことを「おばけ」と表現しています。

 

おばけ。

だから、それについてどうのこうの言うもんじゃない。

とこういうわけ。

 

うん、素晴らしい。わかります。かっこいい。

 

グルーヴは、おばけ。

そいつに憑かれたら人間じゃいられなくなっちゃう。

言うなれば、妖怪。ゲゲゲ。

水木しげるさんの世界。

調布はピース・ミュージックでのレコーディングの際には

いつも先生のサイン入り色紙に見守られていました。

(ご冥福をお祈り申し上げます)

 

人間じゃないもの、

世の中の最底辺から世界を見定める視線を持っていること。

音を鳴らすことに謙虚であること。

先日岡山で訪れた薄田泣菫展@吉備路文学館にならって言えば

『艸木蟲魚』の目。草と木と虫と魚と。

そういう人たちの表現には、共感できるものが多い。

(でも『艸木蟲魚』は以前に何かピンと来なかったので途中で投げ出しました…今度再チャレンジしてみよう)

 

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はて、なんの話をしていたのだっけ?

 

そうでした。

早いもので、12月になりました。

 

今日は車の免許の更新へ。

いまだに奇跡のゴールド。

キープ・オン・安全運転。

 

週末にはツアー名古屋&大阪公演。

バンドワゴンでゴーゴー。

そのあとも仙台、宇都宮、岐阜、熊谷へ。

フラカン武道館もいよいよ目前(!)

 

年末は大晦日年越しライブ。

の前に個人的にですが、29日下北沢CLUB Queにて

初めてK.O.G.A.カバーナイト、出ます。

山下達郎さんの楽曲を、豪華共演陣とともに!

 

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そして個人ものでもうひとつ。

来年2/17(水)に札幌sound lab moleにて

おかもとえみとナガイケジョー

イベント出演決定しました。

寒い寒い、であろう2月の札幌に

ほんわかあったかな一時を、しっとりと。

 

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先日発表されたニューアルバム『アウェイ』に関しては

長くなってしまったのでまた後日。

 

ひとまず残り一ヶ月を切った2015年、

今暫く20周年イヤーを満喫することにしましょう。

 

待ち受ける真冬の到来、くれぐれもご自愛を。

 

 

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