ナガイケジョー
消えぞこない
【2015/9/26】
9月26日
中津川に来ています。
昨年に引き続き、
「THE SOLAR BUDOKAN」
出番は明日。
本日は明日に備えた”前乗り”です。
移動の車中では昨日夜中のDJイベントの際に
兵庫慎司さんからいただいたフラカンの本
『消えぞこない』をひたすら読む。
共感ポイント多過ぎて
(そしてフラカンの歴史に改めて触れてみて)
やっぱりロックンロールバンドってのは面白いなぁ、と。
補い合って高め合って反発し合って認め合って。
読みながら時にニヤニヤして時にウルウルして。
一気に読破。
「深夜高速」の歌詞、
改めて活字で読んで泣きそうになりました(少し泣きました)。
フラカンに出会えて本当に良かったなぁ。
幕張でのインストア(アウトストア?)ライブも楽しかったし。
というわけで
昨晩は新宿でのインストアライブ後、久々の三宿WebにてDJ。
サニーデイ・サービス(そして元マネージャーである)田中貴さん
及び前述の音楽ライター兵庫さん主催「Such A Night」
ゲストDJに曽我部さん、松尾スズキさん、そして私。
毎度の私の拙いDJっぷりには目をつぶっていただきつつ
過日に憧れのビートたけしさんにお会いできた
&レコードにサインをいただきまくったという
田中さんの幸せの絶頂っぷりが連鎖して
あの場にいた誰もが幸せに包まれたであろうフライデーナイト。
お誘いいただき光栄でした。ありがとうございました。
以下、私がかけた(と思われる)曲をツラッと。
Boogaloo Down Broadway / The Fantastic Johnny C
Don’t Change Your Love / The Five Stairsteps&Cubie
Check Your Bucket / Eddie Bo
Funkadelic Sound / Little Beaver
I Wanna Be Where You Are / Michael Jackson
Never Did I Stop Loving You / Alice Clark
Son Of A Preacher Man / The Carnival
K.U.F.U. / Rhymester
The World / Sandi&Matues
Cai Dentro / Elis Regina
One Way Street / The James Taylor Quartet
Shake / Shadows Of Knight
96 Tears / The Prisoners
笑ってあげる / The High-Lows
L-O-V-E / 東京スカパラダイスオーケストラ
Enjoy Yourself / Scoobie Do
(What’s So Funny ‘Bout) Peace, Love and Understanding /
Elvis Costello & The Attractions
Radio / Rancid
キラービーチ / Thee Michelle Gun Elephant
キミとオレ / Scoobie Do
さて、そうこうしているうちに
10/4 日比谷野音公演まであと一週間。
先日作りにいった野音用スーツも仕上がって
いよいよ気分が高まって参りました。
色々と各方面への思いはありますが
ひとまず体調整えてあとは荒天でないことを願うのみ。
ライブが始まればあとはこっちのもんですから。
みなさまも今一度
Time,Money&Soulの再確認をひとつ
よろしくお願いします。
ぼくたちにはミンガスが必要なんだ
【2015/9/4】
9月3日
朝、薄曇りの空。
おや今日は…と天気予報を見れば
残念、午後には雨とのこと。
今のうちにたくさん日を浴びておこう。
三日連続でリハ。
OTODAMA→SUNSETの週末に向け、
来たる野音に向けて、
そして、その先のために。
昨日のリハ後に古本屋で
植草甚一さんのスクラップ・ブック
『ぼくたちにはミンガスが必要なんだ』を購入。
以前、『ベース・マガジン』連載コラムを始めたての頃
(なので2009年くらいだろうか)
チャールズ・ミンガスの『直立猿人』を紹介した際に
この本のタイトルの言葉を拝借したことがあるのだが
無責任なこと甚だしく、実はこの本を持っていなかったのだ。
昨日の帰りの電車で、そして今日の行きの電車で
ミンガスの音源を聴きながらこの本を読む。
ミンガスさんのいいとこ悪いとこ、
演奏の細かなとこから様々なエピソードまで
まぁ色々なことが書かれているわけですが、
なかでも最も印象的なフレーズが
「ベースが出す音というのは世界中で一番ソフトな音なのである」
というミンガス本人による言葉。
そうだ、ソフトな音。柔らかさ。
ミンガスの音は豪快で怒りに満ちていて
血ヘドを巻き散らかすようなドロドロとした粘っこさを感じさせながら
その本質は人間への愛に溢れた、あの分厚い手で力強く抱擁してくるような
血の通った温かさこそが魅力なのだ、と思う。
やわらかく。
つつみ込むように。(って曲は、MISIAさん、ですね)
さて、明日はOTODAMAが待つ大阪へ、一路。
いい音が鳴る楽器と、いい音を鳴らすBODY&SOULを乗せて。
安全第一で。
それでは今週末、
大阪・泉大津 & 福岡・芥屋海岸にてお会いしましょう。