2x年と2時間で

【2022/1/20】

1月20日

 

晴れ。

 

朝の冷え込み厳しく

外に出ればザクザクと霜柱。

 

札幌から帰ってきて

二、三日家にこもり

部屋の片付けしたり

レコード聴いたり

久々にアップライト弾いたり。

 

アップライトを弾いて

指先がその感覚に親しんだ後に

普段のジャズベに戻ると

ネックが今にも折れそうなか細い枝

みたいに感じて、実に頼りない。

 

 

右手も弦が軽く

ほんのちょっとの力しか必要ない

指の先の方だけでプッと押し込むだけで

プッと音が鳴る。

 

大人が子供の手を握るような

力を込めずにそっと包み込むような

そんな感覚を常に持っていられれば

もっと演奏も変わってくるんだろう、と感じる。

 

 

最近また、ビリー・チャイルディッシュ

ブーム到来。

 

冬の七草

みたいなものなのか、

地力を蓄えて、たくましく生きてます

みたいな生命力

その雑草魂。

 

THEE HEADCOATSでのバンドサウンドはもちろん

画家、そして詩人でもある彼の芸術家仲間である(と思われる)

Sexton Ming

という人との作品がインパクト大。

 

 

(こちらは、Ming氏個人の作品。共作はサブスクでも聴けます。)

 

その場にあった楽器を手に

思いついた言葉をつぶやき

テープレコーダーで録りました、

というような超ローファイサウンド。

 

 

この盤は確か高校生の頃、

柏のディスクユニオン

そのPUNK 7インチ100円コーナー

いわゆる“エサ箱”から救済したもので

初めて聴いたときは

「なんじゃこりゃ、聴けたもんじゃねぇ…」

と思ったものですが、

今となっては、いやしかし

よくこの音を、録ってレコードの溝に刻み込みましたね

と、その反ART的なART魂に、震えるものがある。

 

“What I Do Is What I Think Should Be Central”

(自分が考えていることは、常に中心にあるべきだと思ってる)

 

『HUGE』2012年8月号「THEE ARTIST」特集より

Billy Childishの言葉。

 

“Artist Should Be A Forever Moving Target”

(アーティストは動き続ける標的であるべきだ)

 

 

常に自分の作りたいものと

衝動的に向き合う。

作品は、

「35年と2時間、で作り上げる」

(経験+即興で作る、みたいな意味か)

 

と、氏の記事を読んでいたら

絵を描きたいな

と思って、筆を取り

墨でいくつか描いてみた結果

今日のところは、こうなった。

 

 

もっともっと

たくさん描いて

描いて描いて

弾いて弾いて

経験と即興で

2x年と2時間で、

自分を表現できるように

2022年は、その序章です。