Punk Rock Ist Nicht Tot !!!

【2017/2/23】

2月23日

 

朝、強風。徐々に雨も。
寒さやわらぎ、遠くから春の足音。

 

リハ。仙台2DAYS用を主に。

いまだに演奏している時の感覚と、
後で聞き返した時の音質やリズムのズレに
うへぇ、、、となってしまうこと多。
自分一人の感覚ってアテにならない。

 

いろいろなライブやレコーディングでの経験から試行錯誤しながら

一番心地よい音(一番お行儀の良い音?)、

弾き方、リズム感のようなものを探っていると

だんだんとなんだかよくわからなくなってくることもしばしば。

本筋からズレていくというか。焦点が定まらなくなってくる。
ただ今日ふと思い至った結論は

(爆弾ジョニーのライブ盤を聴いたりしながら)

自分の指先からパンク・スピリットがなくなったらもう何も残らないなぁ、
ということ。
そもそものスタートがそこなんだから、何かを失ったと感じるほど
最初から何も持っていなかったのでありました。ちゃんちゃん。

 

一昨日書きかけてアップしていなかった文章、下記。

 

2月21日

 

晴れ。本日も強風吹き荒れ。
冬の底力を感じる、冷たい風。

 

レコードを聴きながら、部屋の片付けなど。

 

菅野邦彦&鈴木勲デュオ
『Sincerely Yours』

 

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菅野邦彦ライブ盤(ベースは鈴木勲さん)
『The Days Of Wine And Roses』

 

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Red Norvo Trio (G. Tal Farlow , B. Charlie Mingus)
『Move!』

 

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オマさんのベースも、チャールズ・ミンガスのベースも地鳴りみたいで
重たく、それでいて歌ってる。
ソロのたびに手が止まってちっとも掃除がはかどらない。

 

レッド・ノーヴォ氏は1950’s辺りにご活躍されたビブラフォン奏者。

 

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☆いいお顔。ウィキペディアより。

 

このトリオ演奏、ビブラフォン+ギター+ベースという編成でありながら
リズムがものすごく強力。ドラムがいない不足感を感じさせない。
いやむしろ、ドラム不在だからこそのインパクトなのか。スゴイ。

 

うぅん、全然片付かない…

 

とはいえ、ちょっとは片付いた部屋でベースを弾いたり、
今週末仙台アコースティックワンマンに向け、アップライトの練習をしたり。

 

というわけで、先週末の「Young Bloods」2公演。

 

土曜のYOGEE NEW WAVESは個人的には初めまして、
最初はやんわりと様子をうかがいつつも
いざ機材の話となると、
このベース何年のですか?
コッチのアンプは何年ですか?
と抜群の食いつき、結果的には終演後(軽く会場で打ち上げした後)
ケンゴ君がモビさんのドラムを叩き始め、(彼、とてもファンキードラマー!)
既に帰り支度をしていた私、
せっかくなのでちょっとセッション、ベースを弾き始めましたところ
ほれほれ食いついてきたゾとばかりにドラマーが本業のテツシ君にチェンジ。
(これまたとてもファンキー!なんでコンナ叩けちゃうの?)
暫くこちらも楽しんだ後に、じゃ後は若いモノ同士で…と
ベースをウエノ君に託すや彼も遠慮することなくバキバキ弾き始め、
まったく容赦なくベースが今度はギターのタケムラ君の手に渡り、
彼もバキバキと弾き始め…
自分のベースが”Young Bloods”たちを熱くさせていることに目を細めながら
アタシは会場を後にしたのでした。
そんなYOGEEのライブが素晴らしかったことは言わずもがなでしょう。

 

翌日、爆弾ジョニー。
ようやく彼らが帰ってきた。
久しぶりに会った彼らの肌が相変わらずツヤッツヤでビックリした。
23歳かぁ…こんなツヤッツヤな時期が自分にもあっただろうか…?
(まぁあったのでしょうね)

 

ライブは変わらず、いやいや、格段にカッコ良くなっていて
時にちょっと大人びた横顔を見せてきたかと思えば、
いきなりやんちゃな少年みたいな笑顔を浮かべてみせたり、
ホントに見てるコッチがワクワクせずにはいられない
ロックンロールの底知れぬ魔力をチョチョイと指先で操っているようなステージ。
最後にピーズの「生きのばし」をみんなでやれたのも最高。
りょーめー君がハルさんみたいでシビレた。
ナガイケはハルさんみたいに弾けなくてフヤケた。
あの日あの空おがめるのはあの日のボクらだけ。
爆弾ジョニー、ありがとう、またやろう。

 

という週末を経て。

 

月曜はお昼にチョイと縁あって
20名程の4歳児の前でベースの独演を20分ほど。
眼前に現れた初めての低音にみんなキョトンとしつつも
終わった後に男の子がふたり
「忍者みたいだった!」
と弾き方をマネしながらはしゃいでいたので
何かしら伝わるものがあったのでしょう。
ホッと安堵の一息。眠りたい。

 

夢の中で。
飲酒運転をしてバンドワゴンがクラッシュ。
うわ~コリャまずいまずい、と(どうやらケガはしていない模様)
アタフタしていたら徐々に
(おや、コレは夢だな、夢なんだな、ということに気が付いて)
「あぁ…よかったぁ~!」
という自分の大声で目が覚めた。

☆飲酒運転、ダメ絶対!!

 

先日手元に届いたドレスコーズ新作『平凡』。
初回限定盤(CD+DVD)に収録されている「12月24日のドレスコーズ」、
そこで2曲客演した際の映像(音も含め)を初めて観て
なんかスゴかった。ここだけ何かに取り憑かれてる。
そして、映像がとてもキレイ。

 

当日のベースの音がとてもカッコ良くて
(普段とは違うセッティングで挑んでみた、
そこで演奏した2曲は、RECでは吉田一郎くんが弾いたものだったので
彼のサウンドも意識して)
あぁやっぱああいう音で弾くとこういう演奏になるんだなぁ、
めっちゃアグレッシブだなぁ、と再確認。
その時のセッティングを元にまた家でベース弾いてみたり。

 

ドレスコーズ『平凡』では2曲でベースを。
吉田一郎くんが鬼のようなベースを他9曲で弾いていたので
コチラは水になったような気持ちでただコンコンと流れるのみ。
手前味噌ですが、実にナガイケジョー的な2曲。流れてるなぁ。
志磨くんの歌はロマンチックなんだ、是非聴いて欲しい作品

『平凡』は 3月1日発売。あ、コレクターズ@武道館。
楽しみしかない、ステキな一日になりそうですね。

 

 

以上が、一昨日書いていたもの。

 

 

さっき本屋で『音楽と人』をチラリと。
たまたま訪れたショッピングモールでは、これから売り出される
アイドルグループ「つばきファクトリー」が握手会をしていたので
こちらもチラリと。(すごい厳戒態勢…参加はしていませんが)

 

ザ・コレクターズの日本武道館公演が迫っている。楽しみ。
そして、Theピーズの記事、武道館への思いがこもっていて、
感じること多。写真かっこいい。
で、YouTubeには「サイナラ〜世界を止めて」、泣けるなぁ。

 

自分のまわりには
パンク・スピリットが無くなったら何も残らない人たちばかりで安心する。

 

“Punk Rock Ist Nicht Tot !!!”(=パンクロックは死んでいない)
大好きなThee Headcoats の曲。
https://www.youtube.com/watch?v=0HrpvyKj3VM

 

 

 

Come Rain or Come Shine

【2017/2/18】

2月17日

 

晴れ。あたたか。春一番吹く。

 

昨日、浜田真理子さんの『Town Girl Blue』と一緒に

たまたま購入したビル・エバンスの一枚。

 

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BILL EVANS TRIO『THE 1960 BIRDLAND SESSIONS』

 

まさに春一番のようなライブ盤。

(正確にはライブ音源のラジオ・エアチェック盤)

 

ほとばしる熱。(音は、悪い、けど好きデス)

無鉄砲。向こう見ず。向かうところ敵なし。

これすなわち、Young Bloods。

 

スコット・ラファロのベース、やんちゃ。

ソロはもう何を弾いてんだかわからない…

けど、気持ちいい、深く、重い。いや、軽やか。すごい。

こんなヤツが年下にいたらヤダなぁ。嫉妬するなぁ。

この時、彼、24~25歳くらい。

Suchmos ハヤタ君か、あるいはハマ・オカモト君か。

演奏観ながらスゴ過ぎて笑っちゃうヤツ。

でもスゲーやつはいた方が良いデス。音楽がもっと好きになるから。

 

2/9 THE BAWDIES@Billboard Live Tokyo

そのハーフタイムに楽屋でSOIL&”PIMP”SESSIONSの丈青さんと音楽談義。

「丈青さん、鍵盤だと誰が好きなんですか?」というコチラの質問に

スティービー・ワンダー

ハービー・ハンコック

チック・コリア

ビル・エバンス

あたりを挙げていたので、

単純なアタシ、そこら辺をいま改めて聴いています。

 

というのも、丈青さんと色々話せたのが、楽しかった&嬉しかった。

音楽に対してとにかく真っ直ぐで、

気持ちよく演奏するためには相手にもたくさん気を使うし、

自分が提供できるアイディアや技術は惜しみなく捧げることができる、

無償の愛、音楽への。そんなこと言ったら、

「だってミュージシャンでしょ?」って

サラっと言われちゃいそうな感じ。

もちろんその日ご一緒したタブ君や栗原さんも。

パッカーンと開けてる、いいミュージシャンは。

ドンと来い。受け止めてあげよう。

越えてゆけるよ、一緒に鳴らせば。

そんな感じ。

 

170209

 

パッカーン開けていたい、自分も。

その点、THE BAWDIESの四人もパッカーンとしてた。

だから一緒に楽しくやれた。気持ちよく受け入れてもらった。

あの日のライブでは、5人組のバンドになれた。

パッカーン開けてた、と思う、自分も。突っ走った。

 

その日の帰り道。

暫く余韻に浸っていて、何か聴こうかなぁ、と思いつつ

いやぁでもやっぱ、まだなんにも聴きたかないねぇ(余韻…)

みたいになって暫く経ってから漸く聴いたのが

Stevie Wonder『For Once In My Life』。

 

しみる。しみしみる。しみしみしみる。

人生の中で一度だけ…

いやいや、一度ならず二度三度、よろしくDOぞ。

 

いい音楽を鳴らしたいです。もっともっと。

 

170213

 

2/13夜に、ちょいベース飲み会を開催。

BRADIOの亮輔くん、鶴の神田くん、須藤優くん、

須長和広くん、竹村くん、ヒトリエのイガラシくん、

I Don’t Like Mondaysのケンジくん、おかもとえみちゃん、

そしてベース・マガジン近藤編集長と。

 

ベーシストとは、わりと話合いますよね。

こんな”ベース人間”になる予定じゃなかった。

 

「ベースは自分の人生の一部であって、全部ではない」リー・スクラー

 

その通り。気楽に行こうぜ。先はきっとまだまだ長い。