JAM、あるいはスラップについての考察

【2019/8/19】

8月18日

 

本日も晴天、暑い。

風もやみ、穏やかな空。

 

今週末は各地で夏フェス、

ライジングに行けなかった夏はやっぱ寂しい&

ご近所で開催されているサマソニも気になるところ。

 

また来年以降ご縁がありますように。

ということで、こんな時は自宅でベース弾き弾き。

 

アナログフィッシュ佐々木健太郎くんと録音のやりとりを、

ここのところ密に。

来週末のライブに向け、なんとか形にすべく。

 

健太郎くんが歌とギターを入れたものに、

こちらでベースを加えてアレンジしていく作業。

音の使い方や置き方一つで、楽曲の表情が如実に変化するのが楽しい。

いや、ちょっと怖い。こんな変わるのか、、、変なことできない。

なんてお行儀よくするでもなく、変なこと、したい。

と思いながら、ずっとベース弾いてます。

 

一昨日、思いついたフレーズをイメージ通りに弾きたくて

延々繰り返し弾いていたら流石に右手が痛くなって

ありゃーこりゃアカんわ、と昨日は一日休む。

慣れない近所のプール(一応、温水)に行って一時間ほどで凍えて帰ったり(虚弱)

町内会のお祭りに行って、ビール片手に盆踊りを眺めたりしながら

とりあえず手を休ませる。

そんで今日、恐る恐るベースに触れてみたら

案外痛みもなく弾けたので、あぁ良かった

とまたずっと弾いていたら、いいテイクが録れた。

(ちなみに、痛みが出るのはよくあることなので

   あ、鼻血出ちゃった、くらいの気持ちでやってます。

   さらにちなむと、昔からよく鼻血出すタイプです)

なもんで、夕方また町内会のお祭りDay2に足を運び、

ビール片手に和太鼓のグルーヴに酔い、

プレゼント抽選会で番号呼ばれずにヤキモキしたり、

結局参加賞のティッシュをもらって帰った。

 

つまり、夏休みでもある。

そこかしこから、蝉の声。

 

というところで、『Have A Nice Day!』セルフライナーノーツ続編。

今回は、スラップについての考察。

 

というのも、先述の健太郎くんとのやりとりの中で

「やっぱジョー君はスラップで合わせてもらって…」

みたいなことをサラッと言われた時があり(リハスタで合わせてる時に)、

ほー、なんか私、そういうイメージあるのかー、と。

ここのところ確かにスラップしてること多々

最近のアルバムリード曲「Cold Dancer」&「Away」はスラップ。

と、その前に”スラップ”の説明を。

ベースを人差し指&中指のいわゆるツーフィンガーではなく、

イェーまじ最高!オッケー!みたいな時の手の形を縦から横に向けて

親指で弦を叩き、人差し指or中指で弦を引っ張り上げる

よりパーカッシブな奏法、がスラップ(あるいはチョッパー)と呼ばれるもの。

今でこそバチバチと我が右手をベースに叩きつけてる機会増えてますが、

昔はちょっと敬遠してたところもあり。

えー、だってなんかコレ、ダサくねっすか、チョッパーって…

みたいな誰しもが通りがちな思春期的反骨心の現れ。

自分のベースのルーツにはもちろんレッチリFLEA様おりますので

問答無用のバッキバキなスラップのカッコよさ、認識しつつ

でもオレ、あえてそこ通んなくていいすか?

そんな感じで、メジャー期の作品ではほぼNOスラップ。

 

変化の兆しは、2006年~07年のCHAMP RECORDS創設時。

つまり、向井秀徳さんとの「トラウマティック・ガール」REC時期。

「ROPPONGI」で、プレベをバチバチ。曲に呼ばれ。

その伏線として、ザゼンボーイズ的、向井秀徳さん的

あえてダサいことをするのがニューウェーブだろ

みたいな風潮、芳香。漂い、ひとつフッ切れたところも。

 

でもね、まだこの頃はね、おっかなびっくりみたいなね、

ところもあり。

 

その後も『SPARKLE』での「ガレキの上のジェットコースター」

なんかもありつつ、でも本格的に全編スラップ!

というのはやはり「Away」ですかね、ソロまであるし。

で、「Cold Dancer」。

ライブで演奏するのはなかなか慣れず、

親指の低音感と、パチッと弾く方の高音感とのバランス

これが決まらないと、全体が薄っぺらくなってしまう。

ので、力加減で調整、あるいはエフェクター補正。

なるべくナチュラル志向、なんとか手元で表現したい

と、これが難しい。けど、なんでも経験、実践あるのみ。

ようやく、まとまってきたかな、でもまだまだ、もっと。

 

そこへ今回の「One Short Summer」&「 Sugar」です。

やっと辿り着いた。アルバムの話まで。

どちらも今までにありそうで、なかったスラップ

細かい話をすれば、ですけども

アップ、ダウン、というものがスラップにはありまして

一般的には、親指で低音側をダウン(振り下ろす)

人差し指で高音側をアップ(引っ張り上げる=プルとも言う)

ただ「One Short Summer」デモ音源では

高音側を親指でダウンしないと間に合わないフレーズ

人力だと結構難しいやつ、はい、練習します。しました。

でもREC時、結構つまずいたな、音量感。難しく。

なので、非常に細かな部分、音の張りが若干、違ってます。

引っ張らずに、叩く。それだけの違い、ですが。

(ライブ演奏では、また違ってますので、あしからず)

 

「Sugar」では手首の返し。で、出せるリズム。その妙。

サビの弾き方、これピタッとはまると気持ちいいんです。

最近ライブで演奏して、イメージが固まってきたところ。

ウン、パパ、ウン、パパ…という、このパパ。パパ感。

感じてみてください、ほんと、一音、一ピッキング

違うだけで印象って変わってくるんです。怖い怖い。

そういうとこ、自覚しながら、弾きましょう。

大人になりたい、いや、なりたくない。

子どものままがいい、でも、それもまずい。

日々挑戦、ツアーではまた味わいも変わってくるでしょう。

 

思いつく限り書いてきたら長くなってしまった、

けども、ここでアップすることをためらうとまた

更新滞るので、この熱のまま、ドバッと、失礼します。

 

夜になっても、まだ暑い。

熱帯夜。

そう、最近久々にイエモン聴いたら

ビックリするくらい歌詞ソラで歌えんのね。

好きだったんだなー、まずボクは壊す。

 

高校受験の頃を思い出します。うーん、脱線。

グッナイ、数えきれぬ、夜を超えて

(って歌詞をノートに書き写してたなぁ…)

 

みんな昔、子どもだってね。

今もさして変わらず、か。

 

 

もう、寝よ。