ツアー三日目日記

【2017/10/28】

10月28日

 

日本列島はまた台風の影響で西から大荒れの模様。

ここ秋田は申し訳ないくらいの晴天。

明日までもつのかな。もつといいな。

みなさん台風にはお気を付けて。

さて、昨晩書いていたものをグツグツとアップ。

 

 

10月27日

 

晴れ。

 

仙台から秋田へ。

前沢SAにて昼食。

北上JCTから秋田道へ。DOへ。

いつもの道。ちょっとずつ紅葉している。

 

ツアーが始まっています。

千葉→静岡→そして仙台タワレコインストアを経て

明日28日は秋田、そして29日は青森へ。

 

初日はいつもの千葉ルック。

そして二日目は台風の静岡UMBER。

どちらもお客さん=PLUS ONE MOREが近い。

まずはこの二箇所で新曲を初鳴らしできて良かった。

手元を見たり、目の前を見たり、ちょっと遠くを見たり。

手応え、歯ごたえ、感じつつ、口答え、言い訳はしません。

その時の音、心意気。感じたままに、感じてもらったままに。

全身全霊、鳴らします。そして曲は育ってく。

まだまだ初々しいでしょうね、明日秋田はDOなる?楽しみ。

 

セルフライナーノーツのつづきです。

 

 

06. LACK

 

何度かベースを録り直した末に、FENDERさんからお借りした

アクティブタイプのベースを使用。AMERICAN ELITE。エリート!

音の粒立ちが違います。伸び、輪郭、温度。

弾いている人が同じなので、そこまで劇的な変化はないかも、カモですが。

でも出てきた音で演奏は変わるもの。

ピンピンな音さまさまです、求めるほどに、答えは遠く。

 

07. 愛はもう死んだ

 

アルバムの中で最もスクービー節のファンキー&ロッキンな楽曲。

デモを聴いた時に、こういう曲が入ってることに安心。しかし、

慢心することなく、ネクストレベルに挑んだ。今までになく、デカイ。

詰め込もうと思えばいくらでも音を突っ込んでいける。

でも、詰め込めば詰め込むほど楽曲が小さくこじんまりしていくから、

ドーンと胸はって、要所で細かな味付けを。

いいじゃないか、ええじゃないか。

鍵盤が踊って70sハービーハンコック的な味わいも加味。神。

ライブでも化けていく予感ムンムン。楽しみです。

 

08. Last Night

 

もはやライブでのMCでもお馴染み、メジャー契約切れた時に

山下達郎さんからいただいたお言葉から出だしの歌詞が生まれた、

というライブバンド冥利に尽きるメッセージが込められた楽曲。

 

当時の自分はDOだったかな、2006年ですか、25歳か。

正直あんまり覚えてない、『SCOOBIE DO』ってアルバム出して

アルバム作るたびに”コレ絶対売れるだろ!”っていつも思ってたし、

6.25に野音があって、その先はもう何も決まってなかった、のかな。

6月に入って、さぁいよいよ野音に向けてがんばろう!って時に

契約が打ち切られる話になった時には、そんなもんなのかなぁ…

と現実を見たけど、そのすぐあとにそんな現実から逃れたかったのか

ディズニーランドに言ったことはよく覚えていますね。夢の国、万歳。

 

そっから10年強。昔に比べれば随分とベースもうまくなりましたね。

いや、昔の方が恐れを知らないムチャクチャな強さがあったかも知れない、

でも、今の方が色々コントロールしながら、いい低音が響いてる。かな。

なんでもかんでも楽しめるような性分になってきました、

とはいえ、いつも悔しさが先行、自分見て、まわり見て、また自分見て。

いろんな思いが一個のお鍋でグツグツと、旨味甘味苦味たのし味。

さぁDOぞ召し上がれ。

信じたままにやるんだぜ、次の街まで、次の朝まで。

 

09. MI.RA.I

 

こちらもまたスクービー節。ちょっと映画のサントラっぽく、70s日活感。

車を走らせたい、そしてぶつけたい。ガラス割ったりしてみたい。

ハードボイルドなアクション。なんかそんなハチャメチャなこと、したい。

ベースも得意な感じ。2Aのちょっぴりブレイクビーツっぽい味付けは

新しいですね。ライブでもカッコ良く聴かせたいですね。

サビの不穏に響くコード進行に毎DOヒリヒリさせられます。

 

10. Next Move

 

こちらも曲の展開としてはスクービー節、とはいえ全体的に2017年。

ググッとアップデート、大きな波に乗って、言葉を踊らせて。

次はDOする? そうやって毎回自分たちのケツ蹴り上げてやってきたんだ。

さぁまた次だ。つぎつぎつぎつぎ!!!!!! なんて、慌てないで。

まずは今日。今。しっかりと向き合って。真摯に鳴らして。

 

 

最近、いまさらながらスラップ熱が高じてきて

スラップ創始の二大巨頭、故ルイス・ジョンソンさんの教則を見たり

(もう一人は言わずと知れた、ラリー・グラハムさん)

また楽しいことが始まりそうな予感がビシビシ来ています。

 

 

デキナイコトバッカリダ!

 

のびしろのびしろ、のびのびと。

 

ツアーはまだ始まったばかり、バンドワゴン転がして、

行くぜ行こうぜ、あなたの街まで。