田島さんのこと

【2016/12/23】

来年1/13のオリジナルラブ主催「Love Jam Vol.2」。
楽しみで仕方がない。

 

田島さんに初めて会ったのは初出演の2003年RSR。

 

その年の春先に歌手のbirdさんからアルバムの曲提供のお話を頂き、「Break Rock」のツアー中にそのデモを完成させてはいたのに、締め切り直前の、確か金沢のホテルでミニハードディスクが突然動かなくなった。

手を尽くしたものの楽曲データは復活せず、泣く泣く翌日高岡への移動日になんとか新しいSDカードを入手しホテルで記憶を頼りに速攻で再びデモを作り布団を被って歌入れまでして恐る恐る先方に提出。

あぁ、これダイジョブかな、なんてしばらく弱気になっていたものの、先方からは「素敵な曲をありがとうございます!」との返事を頂きホッとする。

提供した曲は「受けついだもの」というタイトルでブルージーながら非常に洒落たアレンジを施されアルバムに納められた。
そのbirdさんのアルバムのプロデューサとして田島さんが参加されていた経緯もあって、RSRのバックステージで始めましてのご挨拶をするや開口一番「あぁ君がマツキ君かぁ。いゃぁ、君のデモ1番笑ったよぉ。歌の不安定さが最高だった笑笑。」
布団被って歌った絵までお見通しだったかのようなそのストレートな感想に思わず自分も吹き出してしまった。
「あ、やっぱりおかしかったですか。実は〜なわけでホテルで布団被って歌入れしたんです。」
「そーなんだ笑笑!でもサビのメロディーが素晴らしかったよ!」
あぁ、田島さんに褒められた!
そのおかげかbirdさんのその次のアルバム「vacation」にも「欲望のワールプール」という曲を提供することになる。

 

 

その歌の持つ繊細な世界観と、豪速球のストレートしか投げない投手のようなスケールのデカい人柄とのギャップは、自分にとってそれ以前から憧れの人であり目指したい人でありながら、いつまでも手の届かない人であり続けている田島さんのソウルそのものなのだと、会う度に実感する。

 

Love Jamではタイトル通りJamタイムがあるとのこと。
どんな曲をどんな風にJamるのか、想像するだけでも自分にとってスペシャルであり、こんな機会を与えてくれた音楽の神様へ感謝するばかり。
Love Jam、お見逃しなく。