OTODAMA~音泉魂~ in my life

【2019/9/14】

9月14日

 

朝、一時雨。

徐々に弱まり、のち空明るく。

空気すっきり、秋晴れの一日。

 

昼前に独演会の告知を。

2017年7月以来の東京、

場所は同じく渋谷7th Floorにて。

 

7th Floor、

今までにバンド以外のライブで出演する機会多く

おかもとえみとナガイケジョー では3回くらい

日常音活「ベーシスト弾き語り」や

あと、現・集団行動のドラマー西浦くん祭、なんてのも。

 

都会のおしゃれさと、それでいてどことなく稽古場というか

どうぞどうとでも好きなように使ってください、って感じの

懐の深い、遊び場感があって、好きな場所。

 

この7階で、再び鳴らす低音。

存分に浴びてってください。ドキドキ。

 


 

2019.12.02(月) 「ナガイケジョー独演会 in 東京」

[会場] 渋谷 7th Floor

19:00 OPEN / 19:30 START

[TICKET] ¥3,000 (+ 1D代別途)

7th FLOOR メール予約: 12/01(日)まで

nanakaiyoyaku+1202@gmail.com

件名に公演名、本文にお名前(フリガナ)、予約人数をご記入ください。

ご予約の確認がとれましたら返信いたします。
※整理番号なし(当日の整列順にてご入場頂きます。)

[INFO] 7th Floor  TEL:03-3462-4466


 

さて、先週末の大阪OTODAMA~音泉魂~を終え、

その日のうちに名古屋まで走り、

余韻に浸りながら書いていた文章がありますので

日に日に 夜長 of 秋 に差し掛かっている今日この頃の

読み物としてひとつ、ドロップさせてください。

 

ちょうど一週間前か。暑い一日でした。

 

 

 

9月7日

 

晴天、日差し遮るものなく、暑い。

なぜならここは泉大津フェニックス。

「OTODAMA ‘18-‘19」初日、無事開催。

 

朝11時過ぎ、会場着。

響き渡るロックンロール、

聞き馴染みのあるシャウト。

THE BAWDIES、一発目から爽快。

バンドワゴンからグッズを降ろしながら

始まったなぁ、音泉魂、開幕です。

 

楽屋はbonobosと同じ。

お久しぶり、どちらもOTODAMA古株ですね。

挨拶もそこそこに、あっついねー、と笑う。

 

露天風呂でのCHAIを観に、歩く。

裏導線、砂ボコリ。漂う屋台のいい香り。

水を撒く人、ご飯を作る人。諸々なんかしている人。

みんながそれぞれの役割を担っている。

ユー・アー・ソー・キュート

(の曲はやったのかな?)

“圧倒的なCHAI”のパフォーマンス

心地よい人力ダンスビート、にしても、暑い。

 

大浴場からは、ネバヤン。

夏が似合うね。サマーブリーズ。

いい風、吹き抜ける。

「今年で、OTODAMA終わりなの?」

と、それとなく話題に。

配布されたパンフに書いてあった、

楽屋にも書いてあった、本当なのかな?

寂しいけども、そりゃ色々大変だろうなぁ、とも思う。

 

2005年から15回。

第一回目は、ステージが左右に二つ並んでいて、

オープニングがBAZRA、そしてSCOOBIE DOという順番だった(確か)。

この場所で、新しいフェスが始まったんだなぁ、と感じた記憶。

 

そっから多分10回は出てますよね。

「代打屋FUNKY3」なんてイレギュラーな形もあったし。

ここでいろんなライブして、みて、さわって。

いろんなグッズも売って。

というわけで、物販に一時間ほど立ちながら

聞こえてくるbonobos。

「Thank You For The Music」

 

”街のざわめきだって 楽隊みたいなもんさ

夜の闇にだって 随分待ってもらったんだ”

 

会場へ向かうDO中、FM802から流れてきた

ここの歌詞、私はいつ聴いてもグッときてしまう。

そんな曲が、今日もOTODAMAに響く。

 

長蛇の列のグッズ売り場。

日差し浴びながら、みなさんサンクスでした。

OTODAMA名物、メンバー直売、汗かきサイン会。

並ぶ方も大変だ、感謝、for the music。

毎DOありがとうございます。熱中症注意。

 

聞こえてくるハナレグミ。

サウンドチェック、

菅沼さん(Dr)と伊賀さん(B)のゆったりぴったりなリズム。

そして、永積さんのいい声。贅沢な時間。

 

物販終え、ちょいと軽食いただきながら。

肉吸いって、美味しいですね。

なんで関東にないんだろ。

ナイスグルーヴ吸い、気持ち高まる。

 

さて、そろそろ準備せな。

楽屋でウォーミングアップ的にベースをパチパチ。

各自、露天風呂ステージ裏へ移DO。

 

お初のiriさん、ライブ中。

モダンな雰囲気漂う、攻めのビート。

いかすね。

 

最近思いがけず、よくあること。

なになに、この人こんなファンキーなベース弾いちゃうの?

と、不敵な佇まいで低音鳴らす若者たち。

気になるなぁ、なんていう人なのかなぁ

一言でも声かけてみたいなぁ、

でもスクービーは多分通ってなさそうだなぁ

生まれつきファンキーみたいな雰囲気漂ってるもんなぁ

という若者に、DOもDOも、私、ナガイケ某と申しまして…

とご挨拶申し上げると、

「オレ、実は昔、スクービー聴いてました&ライブ観てました」

みたいな展開になること多く、

え、そうなの?

とただ純粋に驚いてしまう。

そうなのね、嬉しいね。

本日も「YONCEと昔ライブ観に行ってました、一緒にバンドやってたんで」

「あ、ってことは、OLD JOEの人?」

ということで、ケンシロウ君というベーシストでした、初めまして。

「今日もあのジャズベですか?」

「はい、今日もあのジャズベです」

 

というわけで今日もあのジャズベをセッティング。

 

大浴場からはフィッシュマンズ。

重たいキックと、地を這うベースライン。

ゲストボーカルさんたちの伸びやかな歌声。

 

楽屋前で、ヨギーの角舘君がイヤホン聴きながら

「絶対間違えらんねっす」と一人念入りにウォーミングアップをしていた

その歌声が遠くこちらのステージまで響く。いかれたBaby。

包み込むような柔らかさと、まとわりつくような熱とざらつきがある、いい声。

 

で、肝心のこちらは

暑さのせいなのかなんなのか、

いつものベースアンプが不調のようで

急遽備え付けのものを使用。

そんなこんなでバタバタとサウンドチェックを終え、

FUNKY4 インDAハウス。

 

たくさん集まってくれてTHANXでした。

直射日光。遮るものなし。

こちらの熱も、遮るものなし。

演奏する側と聴く側、その間に何にも遮るものがない、これがライブ。

特にOTODAMAは、そんな感じが強い。

渾身の35分。

泉大津を照らす太陽をミラーボールに、ダンスホールOTODAMA。

 

終演後、ステージ裏にはお次のフレデリック御一行様が到着。

汗だく4と、涼やか4とで、束の間やんやとお喋り。

「新しいベースを探してるんです」

と屈託ない笑顔でベースの康司くん。

「今のFODERAもいいよねぇ」

「そうなんですよねぇ」と、もはやベース飲み会のよう。

暑いよー頑張ってー、とエールを送り、一旦楽屋へ戻る。

 

大浴場からはレキシ。

手を稲穂の形にして稲穂の気持ちを感じ取る

という恒例の儀式の真っ只中。

寛雄さんのブイブイベースがウネる。爽快。

 

ほいじゃま、ビールで乾杯!

というわけにもいかず(この後の運転要員)

コーラをコップに注ぐと

フィッシュマンズを終えたばかりの木暮さんもコーラ。

では、コーラで乾杯。やっぱコーラですねぇ。

お疲れ様でした。

 

何を食べようか物色中、

本日トリを務めるOKAMOTO’Sの面々も会場入り、

ハマくん始め、メンバーの皆さんと立ち話。

前にハマくんから教えてもらったVulfpeck

そのベーシスト=Joe Dart が

ベーマガ次号の表紙&巻頭特集ということで

「なんでかオレが、取材受けたんだけど」

「え、そうなんですか? チェックします」

(ベーマガ10月号に、掲載予定です)

みたいなやりとりから、

武道館、とても良かったねぇ。なんて話も。

 

冷麺のような、とっても美味な冷たい麺をいただきながら

モニター越しにフレデリックを観る。

みんなキリッといい表情、楽しそうに演奏するなぁ

新曲らしき音も風に乗って聞こえてくる。

徐々に風も熱を手放し始めた模様、夕暮れ時。

 

パリッとスーツに身を包んだスカパラの皆さんたちが

颯爽とステージへ向かい、辺りはピリッと終盤へ向けて引き締まった空気。

怒涛のパフォーマンスをステージ袖からしばし拝見。

踊りまくるお客さん。いい景色。画になります。

 

再びモニター前に戻って、ライブ鑑賞。

サンバーストのプレベを弾く川上さん、

あまりイメージになかったので新鮮。渋い大人の低音。

弾く弦によって親指の位置をずらしながら弾くフォーム、

いいなぁ、やっぱ音違うなぁ、コレできないんだよなぁ

とか心の中で呟いたりしながら、見た感じの音のイメージと

聞こえてくるフレーズの感じとを結びつけながらムフムフ眺める。

 

この日は北原さんのバースデーということで、

終演後楽屋にいた人たち集まってお祝いの列。

手拍子や歌に乗せて、即座に伴奏を始めるスカパラホーンズ。

セッション始まれば、終わる気がしない。

延々と、ケーキのロウソクの火が付くまでフリースタイル。

つくづく画になります。ハッピーバースデーでした。

 

さて、初日もエンディングを迎える、

トリのヨギー、そして大トリのオカモトズ!

は、こちらも移動を控えているため泣く泣く中座。

ドカーンとNICEライブ、

でっかいグルーヴの大輪の花火を泉大津に咲かせてくれたことでしょう。

 

バイバイ、OTODAMA。

この場所で数々の伝説に立ち会い(ジャンピング乾杯然り)、

私ここまで成長してきました。

ほんと思い返せばキリがないし、

とはいえ思い返し過ぎるのも

ロックンロール的に極力NG行為です故、前向いてこうぜ。

 

清水音泉の次なる一手に期待しつつ、こちらだって日々精進。

 

ジャストキープオンムーヴィンだよ。