ジャズベの極北

【2021/6/8】

6月7日

 

曇りのち晴れ

 

昨日、アルバム再現ライブ。

ラママにて、二本立て。

 

今月に入り、

鶴・神田くんとのトークイベント&

ナンバーガール・中尾さんとの対談と

立て続けにベース談義の機会。

 

それぞれの楽器へのアプローチや

翻って自分の演奏への印象&指摘など

 

総じて、

”あのジャズベ”の音はかなり特殊で

ピッキングの仕方もちょっと変わってて

中尾さんが「”あのジャズベ”はさ、、、」と

両手でサッカーボールくらいの球体を作りながら

なんかコロコロ、コロコロした音なんだよね

だから慣れてないと、すんごーく弾きづらい!

というようなことを言ってたのが印象的(毎度ありがとうございます)

結果。

お互いプレベ&ジャズベの「極北」という結論

あらま、なんか同士みたいになれて、うれしい

中尾さんが試奏している音を間近で感じられたのも

うれしい、爆裂。こういう音も出したいのに。

 

柔らかくなっちゃうんだよなぁ

なんて紳士ぶってみたら

神田くんには、

いやいや、ジョーくんかなりピッキング強いでしょ

 

自分のことはわからないもの

 

神田くんの音も、パッカーン竹まっぷたつ

割れるような明るい響き、好きなんです。

 

と、お二方の哲学にも触れられて

たっぷり刺激いただき、ありがたや

 

そんなやんややんやとした話を経て

ならば一度、生の、まっすぐな

”あのジャズベ”の音に立戻らん、と

再現ライブ

当時は足元=エフェクターなんて

ほぼ皆無、チューナーのみ

BATDANCEでベースシンセ繋いだくらい

色々な経験を経て、色々繋ぐようになったのも確か

 

ただ、自分のイメージするピッキングで

昨日は弾いたら、今までのラママLIVEの中で

一番いい感じ、音がビンビン鳴ってる

終始気持ちよく演奏、配信で改めて聴くと

しっかり節度をわきまえた音像でもあり

うーん、ただもっとグッと低音感欲しい

いや、アンサンブルとしてはこのくらいか

欲なのか、欲張りなのか、バカバカバカ

とまた、ズボッとハマった泥沼©︎ザゼン

 

すり合わせだ、チューンアップだ

ラママでは来月セカイイチの「ベー感」あり

ここでもまた、思うところ多々ありそうだし

揺れ動く感情に休む暇なし。

 

止まっちゃダメなんだ

と、禅の鈴木大拙先生もそんなようなことを

 

揺れ動くこと、経験すること

文体難しいので、読めてるか知らんけども

 

その中で日本刀に関して

切れ味鋭いばかりの刀(村正)もあれば

切ることを拒む刀=切らないための刀(正宗)

それこそが真の名刀である、みたいな

たぶん、そんな一説あり

(『禅と日本文化』「禅と剣道」より)

 

なにこれ、深い。真理、なのか。

 

弾きたい弾こう弾いてやる

じゃないところの、

弾かない、いつでも弾けるけど

 

それくらいの境地になりたいもんです。

いや、まだ早い、うむむ、どうなんでしょ?

 

そんなことを思った今日、

梅雨入りはまだ先みたい。