最近思うこと雑記。

【2020/3/12】

3月12日

 

朝から晴天。

外に出れば日差しが暖かい。

春の陽気。

 

 

まるで普段と変わらない日常。

テレビを付けなければ、

新聞を読まなければ、

SNSに目を通さなければ。

 

現実に目を向ければ

ライブが続々と中止、延期になっている日々。

 

未知のウィルス、もちろん怖い。警戒するのも、当然。

感染拡大はさせたくない。

けど、もう20年近く

決めたライブはなんとしてもやる

という心持ちで生きてきたので

ライブができない日々というのは

なんとものっぺりとした

茹で過ぎてしまったうどんのような

底がツルツルの革靴で雨道を歩くような

どうにも心もとない気持ちになって

輪郭が溶け出してのっぺらぼう

自分が誰だかわからなくなってしまうような

あーどうしようどうしよう

そんな時に、先日久々に外に出て人に会って

ちょいと一杯のつもりが

いつの間にか数時間が経って

あははは、と笑ってお別れ。

スイスイスーダラと電車に揺られ

暗い夜道をスラスラと歩いて帰った。

 

 

「すべてのことは大概無事に済むものだ」

 

心の隅っこにはそれくらいの、

淡い色した毛糸の玉みたいな

ふわっと軽い気持ちが

コロリと転がっていてくれた方がいい。

 

こういう時だからこそ始められること

そんな気分で、なんとなく絵を描いて

パラパラと動かしながらベース乗せて

100年前のアニメーションみたいなの

作ってみたり、これはこれで次からの

独演会のネタで使えるかもなぁなんて。

 

ということで、3/20福島での独演会も延期。

すみません、けど、また日程決めます。

振替公演、スケジュール帳とにらめっこ。

ここなら、いや、こっちかな、と、

現在会場の空き状況も踏まえ、調整中です。

独演会、新規の日程含め、お知らせできるよう。

 

 

ひとり、のはいいから、バンドをさぁ、というご意見

そりゃそうだ、そうです、そうなんです。ごもっとも。

 

25周年ツアー。

 

ライブをやるのは、今じゃない。それも一理。

今だからこそ、ライブをやるの。それも一理。

 

バンドで長いこと音を鳴らしていると、

周りの音が、聞こえてくるようになる(いいことです)。

昔は、自分の音しか聞いてない。無我夢中。

だんだん、歌もギターもドラムも聞こえるようになって、

ベースも、今のままでいいのかな、考えるようになって

上手くなったり、ヘタクソになったり、のと同じように

他の人の意見も、お客さんの声も、聞こえるようになる。

それがいいのか悪いのか、ってことじゃなく

全部ひっくるめて、そこからどうするか。

決めるのは、自分。ハミ出せ、今は待て、うむむむ。

ただ今はまだ、ウィルスの声がイマイチ判然としなくて

彼らがこの先どうしたいのかよくわからないんで

そこが一番、ベーシストとしてはなんとも、やりづらいのです。