銀の匙、加減。

【2017/12/26】

12月25日 25時過ぎ

 

本日クリスマス、滋賀から帰京。

 

高速インターまでの道すがら

瀬田の唐橋や建部大社辺りを通過。

三井寺&石山寺など滋賀には歴史を偲ばせる

ゆったりとした時間が流れてますね。

カヌーを漕ぐ部活動なのかなんなのか、

しなやかに水上を滑る幾人かの姿をぼんやり眺めながら

あぁ『陸王』の最終回、観たいなぁ…と思っていたのを

夜分に鑑賞、ホロホロと余韻に浸っているところ。

よきお話でした。

 

23日高松、そして24日滋賀と回った今行程。

どちらもやはり、そこでしか味わえないオリジナルな乗り。

ライブの醍醐味。DOもありがとう。

 

 

旅のおともは、中勘助『銀の匙』。

今回はなんとなくこれかな、と思って棚から一掴み。

そう言えば何年か前に高松で買った一冊でした。奇遇。

読んでて特に何が起こるわけでもなく、ごく平坦な日常。

BGMなんて流れない静かな古びた食堂で、

ずるずるとうどんをすすっているような気持ちになる。

そういえば、今回讃岐うどんは食べられなかったなぁ。

 

年内ツアーはここでお納め。

たくさんのご来場DOもありがとう。

来年2月のZepp Tokyoまでまた走りましょう、陸王とともに…

じゃなくて”FUNKY4×PLUS ONE MORE”でもって。

 

Zeppワンマンって、ひとつの夢。ドリーム。

ドリーミン。アイム・オンリー・ドリーミン。

でもイヤ、夢のようだがすべて現実。夢のような現実って、

誰か言ってた、とても力強く、大きな声で。

 

年内は29日モーション・ブルー・ヨコハマ、

そして大晦日の渋谷ラママと、まだまだダンサブルに。

 

加えて、

12月30日のカバーナイト”おりおり帝国”(ちょこっとゲスト出演)、

1月19日のイマイアキノブさん主催セッション「The Dust Waltz」と

いろいろ楽しみは尽きず。

 

そうそう、1月31日には下北沢の本屋B&Bにてトークイベント。

「”書き続ける”ミュージシャン」と題して、

Keishi Tanaka君、そしてトミヤマユキコさんとお話会です。

「ナガイケ、ここいらでちゃんと話そうゼ!」

といったアンバイでトミヤマ先輩が実は黒幕、

あの頃は二人とも若かったなぁ的な出会いの頃のお話もあるのかな、

んでもって、私がかねてよりその二枚目っぷりの秘訣に迫りたかった

ひとつ年下のミュージシャン=ケイシ君に呼びかけ、晴れて実現。

楽しみだな、独特な緊張感があることは大阪で実感済みですので、

さてさてこの日はDOなるか?

“BOOKS and BEER” だなんて、こんな理想的空間なかなかない、

本屋B&B、この機会に是非、おこしやす、でやんす。

 

新春恒例となりつつある独演会もまたどこかでやりたいなぁ。

そこで一度また自分を洗い流す、自浄作用、自JOE&洗JOE、

この世は自分次第、ここからまた一歩踏み出す勇気。ですね。

 

 

滋賀でのクリスマスプレゼント用にタワレコで色々物色してたら、

ここ数日の間にまたチェロ・ブーム到来して、

カザルス聴いたり。「鳥の歌」、チェロっていいよね。

便JOEしてビョークも買ってみた、ほんとイイ声。チェロみたいだ。

 

 

吸収して、また放出。

 

2017年、今年もいろいろあったけど

そのどれもが思い出そうとしなければ思い出せないくらい

気持ちは常に前を向いています。ほんと、すぐ忘れちゃう。

 

生きていくことは案外難しいことではないのかもしれない。

これは武田泰淳さんの、何かに出て来るお言葉。

むずかしいことをかんたんに。これは井上ひさしさん。

 

物事は関わり方次第で、楽しくもなるし、つまらなくもなる。

テメエの匙加減。銀の匙、加減。オレのは銀か金か、鉄屑か。

DOせなら心の底から全力で楽しめた方がいいに決まってるので、

そのために自分ができることがあるなら、そうすればいい。と思う。

それだけ。エンジョイユアセルフ、だよ。

 

だからとりあえず今は、飲んでひたすらにオイシイ、

日本酒をいただいてます。ほろほろほろ。