What’s Goin’ On

【2017/9/16】

 

9月15日

 

晴れ。

 

台風18号の影響で、

17日長野県・焼來肉ロックフェスが中止になる旨、

昼に連絡あり。

 

残念ですが、台風が直撃するかもしれない予報出ている以上

やむをえない、早い段階での決断は勇気がいりますよね。

また来年以降の楽しみに、まずは安全第一で。

 

明日はバンドとしては初出演の

水上高原 NEW ACOUSTIC CAMP。

こちらはギリギリ天気もちそう、かな。

とはいえ、キャンプされる方含め

無理せず安全に、楽しみましょう。

 

2013年に福原美穂さんのサポートで出演したときは

高松と松山のツアー中日に一人早朝新幹線で岡山→東京→水上へ、

これまた超大型台風の接近で開催危ぶまれる中、

ギリギリ間に合ってライブ中には晴れ間も、という奇跡。

当初の予定ではその日は一日NACを満喫して

翌日飛行機で松山へ、というコースでしたが、

ライブを終えてから早急に松山へ向けトンボ帰り。

新幹線と特急列車を乗り継ぎ、24:00くらいに無事松山着。

翌日は西へ向かう新幹線も飛行機もすべて欠航状態で、

正直この行程が今までで一番緊張感ありましたね。

一人ぼっち移動の心細さと、まぁなんとかなんだろという気楽さと。

 

岡山からの「特急しおかぜ」が沁みた。

これで松山に着く!という安堵感。

脳内演歌、天城越え、なにがあってももういいの(※イメージです)

結果、とても楽しい思い出。

 

そんなことがあったなぁ、と思いを馳せつつ

昨日のフジファブリックとのライブ、楽しく。

 

彼らのリハをぼんやりと眺めていた時点から

いろんな記憶がよみがえってきて、

お互いの長い歴史(not レキシ)を感じました。

 

今も進化してる、同世代、刺激受けます。

無駄がないっていうか、洗練されてる、

サポートのBOBO含め、ライブでの所作が美しい。

観ていて気持ちいい、自分たちもいいライブできた。

 

「週末雨あがって 虹が空で曲がってる」(フジファブリック「虹」)

改めて、いい曲。歌詞が踊ってる。空が持ち上がる。

 

またご一緒したいですね、ありがとう。

来月はTHE BAWDIESと。さぁDOなる?

こちらも楽しみ。

 

開演までのBGMは私が担当、

今回は初心に返ってSOUL / FUNKの名曲を。

 

2017.09.14 渋谷CLUB QUATTRO w/ フジファブリック

BGM Selected by ナガイケジョー

 

01. Handclapping Song / The Meters

02. Girls Are Out To Get You / The Fascinations

03. Shake / Otis Redding

04. I Can’t Stand Myself (When You Touch Me), Pt. 1 / James Brown

05. Let a Woman Be a Woman, Let a Man Be a Man / Dyke & The Blazers

06. I’m The One Who Loves You / The Five Stairsteps And Cubie

07. I Say A Little Prayer / Aretha Franklin

08. Perfect Angel / Minnie Riperton

09. Hard Hard Promises / Alice Clark

10. Free / Deniece Williams

11. Keep On Smiling / Darwin’s Theory

12. Fool For You / The Impressions

13. Big Bird / Eddie Floyd

14. Runnin’ Away / Sly & The Family Stone

15. What’s Going On / Marvin Gaye

16. I Thank You / Donny Hathaway & June Conquest

17. Ain’t No Mountain High Enough / Marvin Gaye & Tammi Terrell

18. For Once In My Life / Stevie Wonder

19. I’d Rather Be With You / Bootsy’s Rubber Band

20. Don’t Change Your Love / The Five Stairsteps And Cubie

 

魂をやさしく包み込むような人間味あふれる歌と演奏、

ささくれだった世の中に、訴えかけてくる人肌の温もり。

沁みますなぁ… What’s Goin’ On

響いてきますね。いつになく。

気持ちを強く、大きく、深く。

そのつもり、なのに、難しい、なぁ。

でも、その気になれば、簡単か。な。

 

さて、拙著『ベーシストの名盤巡り 低音DO』出版記念、

発売日9/21@HMV&BOOKS TOKYOに続き、大阪でも開催決定。

 

10/10(火) 大阪・ロフト プラスワンWESTにて。

 

詳細はおってお知らせ、現状、本に関するおしゃべりと

独演会的なベースの演奏を考えています。

まずはお見知りおきを、よろしくお願いします。

 

さぁ週末。雨が降っても降らなくても

心に虹を。全力で楽しみましょう。(安全第一でネ)

 

 

 

 

 

 

横浜、川崎、ついでに古本DO

【2017/9/11】

 

9月10日

 

昨日に引き続き、快晴。

 

川崎へ。東扇島、初上陸。

 

産業道路から海底トンネルまでの道が

工場続きのメカニカルな光沢感、萌え。

 

シンリズム君のアルバムを聴きながら。

「ショートヘア」、キュンキュンする。

 

「夏の魔物」去年に続き、今年も出演。

青森からはるばる川崎へ、お引っ越し。

 

ライブは生き物、その場限りの限定品。

命がけですバンドも歌手もアイドルも。

醤油かけます帆立にジュワッと一滴を。

 

真っ昼間の「ピンクの魔物」じんわりと

ノリが広がる、ひとりひとりに伝播して

自由に楽しめ、ゆらゆらゆらと結構結構。

 

いい景色でしたね、ステキなフェスです。

 

夕暮れ時の空がきれい、また来年も是非。

 

帰りはスティービーワンダー聴きながら。

穏やかな気分、のんびりのんびり、家路。

 

 

と、ここで。昨日書きかけていたものも

ついでと言っちゃなんですが旅は道連れ。

世は人につれ、言葉つれづれ、よいせと。

 

 

9月9日

 

晴天。久々、気持ち良く。

 

横浜へ。FMヨコハマ。ゴブサタ。

「God Bless Saturday」公開生放送。

ミニ・アコースティック・ライブも有。

 

赤レンガ倉庫のとこ、グルメンタ。

おいしそうな食べ物たくさんと、

キンキンに冷えたビールあふれ。

 

ライブは2曲、ハプニングも楽しく。

 

ステーキ丼(小)、ナチョスポテト、

おいしくいただきました。サンクス。

 

CKB横山剣さんにも久々ごあいさつ。

 

帰り道、たまたま通りがかった若洲、

ロックフェスの香り、爆音のビート。

信号待ちの間、耳をすませば。おや?

フジファブリック、もっと聴きたい。

でもバイバイ、また来週。調べたら、

THE BAWDIESもいたのね、各地で

フェス、MUSIC COMPLEX、とな。

 

 

さて、話題大転回して、古本のお話。

 

『関西赤貧古本道』著者山本善行氏、

”古本ソムリエ”との異名を持つお方、

らしい。読んでると実にオモシロい。

http://www.mishimaga.com/hon-asobi/020.html

 

近年は自身で古本屋もされてるよう。

この記事、とても共感&リスペクト。

 

出会うこと。思いがけない、世界に。

それってすごく大事、新たな視点を

もっとください、さがすよ、もっと、

どん欲に、あぁ古本屋に行きたいな。

 

ロックフェスも、そうでなくっちゃ

 

出会い、そういう意味では、明日の

夏の魔物、絶好の機会、楽しみだな。

初開催の川崎東扇島、DOなるKA?

楽しみましょう、レッツ踊りましょ。

 


 

 

となりまして、本日、エンジョイす。

 

めでたしめでたし、お疲れさまです。

おやすみエビバデ、ナイスドリーム。

 

 

 

熊谷、Holger、フジファブリック。

【2017/9/8】

9月7日 雨

 

雨が一日中、降ったり止んだり。

 

ポツポツポツポツと傘を打つ雨の音を

静寂の中で聴くのは随分久しぶりだな、

そう思いながら静かな住宅街を歩いた。

 

 

キャッチーなタイトルと猫の絵につられて

読んでみた、熊谷守一『へたも絵のうち』。

 

明治初期生まれの画家。

徹底的にアーティスト。

こんなのマネできない。

こういう人もいるのね。

 

 

年老いたアイヌふたり、

ボートを漕ぐシーンの

描写が繊細&大雑把で

グッと心に迫ってきた。

 

「絵でも字でも うまくかこうなんて とんでもないことだ」

そうなんでしょうね。This is 真理。

 

 

ヒゲをたくわえた仙人のような風貌つながり、

ドイツの音楽家=ホルガー・シューカイが亡くなったとのこと。

CANのベーシスト。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

ちょうど『ベーシストの名盤巡り 低音DO』中でも

何度かお名前が登場していたので、

そうかそうか、お亡くなりになりましたか。

 

“How Much Are They?”

 

 

不穏で退屈で、神々しくもある氏の音楽。献杯。

 

 

フジファブリックとのライブが迫ってきている。

9/14。渋谷Club Quattroマンスリーシリーズ。

やっとツーマン。初めて、ですよね、おそらく。

 

むかーし昔、まだ彼らが現メンバーではなかった頃、

大学のサークルの先輩がキーボードを務めていると

言うので、観に行った。新宿LOFT。ふらふら~っと

メロディーが宙を泳ぐような独特の世界観に「?」と

なりつつ、あ、なんかこの曲すごく好き、と思った曲、

それが「茜色の夕日」。異彩を放っていた、遠い記憶。

 

2004年、千葉ルックでBAZRA含めた3マンで対バン。

その時なにか話したのか、どうなのか、正直自分にも

あまり余裕がなかった頃。みんな若かった…遠い記憶。

 

その後、スパルタローカルズ(現HINTO)の光広くん

つながりでベースの加藤くんとはよく飲むようになり、

バンドを続ける中でお互いいろいろあったけど、継続。

総くんは数少ない同い年だし、何を隠そう金澤くんは

お互いバンド加入前に他リハで顔を合わせていたことも!

 

実はエンもユカリもあるのです、楽しみ楽しみ。

しかも、現サポート・ドラマーのBOBOさんは

ナガイケ加入後2本目ライブ@渋谷eggsiteにて

共演。54-71。衝撃過ぎて即刻辞めたくなった、

けど辞めなかった。当時吸ってた煙草はやめた。

ここでまた共演、嬉しい。会うたびに聞かれる

「ジョー、いくつになったの?」はい、35です。

 

 

8ビートのルート弾きが、今とても楽しい。

パンクス魂、気合が入る。原点、回帰せよ。

いいコになんかなるなよ。減点、優等生は。

 

「ベースでもなんでも うまく弾こうなんて とんでもないことだ」

 

自分がうまいだなんて、思ったことないな。

まだまだ救いようがある、無名で良かった。

 

 

 

むじょうじばく

【2017/9/1】

 

9月1日 曇り時々雨

 

昨日から肌寒い。

台風15号接近中。

 

朝、道ばたにドスッと重厚な黒い影。

久しぶりに見た、でっかいヒキガエル。

 

コンクリートの上、ざらついた肌。

なんだか今日、涼しいね。どらよっこいせ。

 

立ち止まって、思考し、歩く。

立ち止まって、空を見つめ、歩く。

 

のそりのそり、でっぷりとした腹を引きずり、

音を立てず、意外と身軽に、のそりのそりと。

 

『ベース・マガジン』連載コラムの第7回目でも

実はこのような光景について書いている。

そしてチャールズ・ミンガスを紹介している。

なんちゅう流れだ。

でも、今読み返してもこの文章、好き。

 

というわけで、ここのところずっと

今まで自分が書いてきた文章、そして新たに書いた文章を

ひたすら読み返しながら、単行本化されるに際して

全体の流れ、自然に、リズムよく読んで頂けるように

リミックス&リマスタリングを施したような、そんな感覚。

 

本日、無事に校了。ホホホのホッ。

 

名盤紹介と謳いながら、実は作品の内容にほとんど触れていない

そんな回も多かったので(そんな回ばかりなので)

新たに加わったディスクレビューも併読してみると、

おぉ! そうだったのか! という発見もあったり、と

実にタメになる本に仕上がったように思います。(マジメ!)

 

正直に告白すれば、大変に偏った内容の私的名盤紹介。

マジかいな?というような作品も紛れてます、きっと。

ただ、一人のベーシストを形成するに至らしめた悪の、

いや、アクの強い作品ばかりがズラリと並んでおります。

地に足のつかない踊りがちな文章に乗せられたが最後、

あなたはもう底知れぬ低音ワールドの住人、ようこそ。

 

9/21発売当日には、渋谷HMV&BOOKS TOKYOにて

インストアイベント。「トーク&サイン&ミニ独演会」

ミニ独演会? せっかくの場なのでちょっとだけ独演。

トークゲストにはフラワーカンパニーズからマエカワさん。

なんてグレートな! 低音談義、DOなることか。楽しみ。

詳細はこちら hmv.co.jp/st/event/30481/

 

8/24高田馬場、8/27下北沢でのライブを終え、

ちょっとライブは一休みモードのFUNKY4。

新曲「Cold Dancer」の演奏も

徐々にライブのカラダになじんできた。ふむ。

 

いま上に一休みと書いて、一休さん思い出す。

最近なんかで読んだ。オトナの一休さんの話。

NHK Eテレ。見たことないけど。「無縄自縛」

ありもしない縄に縛られる。心の迷い、弱さ。

ライブでの演奏、特に新曲ってなんかそんな

緊張感や自我から、カラダが変に、こわばる。

いかんいかん、やわらげやわらげ、解き放て。

 

今月はまたいろいろな形のライブがたっぷり。

ちょっと休んで、一度気持ち平坦にならして

またひとつひとつ、じっくり形を仕上げてく。

結局その繰り返し。作っては壊し、また壊す。

 

よし、そうと決まれば取り急ぎ、飲んで寝よ。