Theピーズ@武道館前夜に記す

【2017/6/9】

 

6月8日

 

くもり 時々 雨 のち 晴れ。

 

昨日でレコーディングのドラム&ベース録音が一段落。

今週はひとまずリズム録りヤル気でいたので、

ポッカリやることがなくなってしまった本日。

 

 

明日は6月9日、Theピーズ@日本武道館ということもあり、

なんだか気持ちそわそわ、何かしていないと落ち着かない。

前売チケットも完売した(!)という情報も、めでたいス!

 

というわけで、お昼に久々のスタジオ個人練習、独演会用。

おさらい&ぽろぽろと浮かんでた新ネタを試しつつ。孤独。

また懲りもせず言い出しちまったなぁ…やるだなんてなぁ、

という、独演会オキマリの思考ルートを今回も辿りながら

まだまだ時間はたっぷりあるので、徐々に仕上げてくベナ。

 

 

スタジオ後、前から一度行ってみたいと思っていたカフェ、

手賀沼沿いにあるという「North Lake Cafe & Books」へ

行ってみることに。雨上がり、日射しもエイと背中を押す。

 

 

Donny Hathawayの4枚組CD『Never My Love』聴きながら

千葉のカントリーロードを行く、キラキラ田んぼ輝く、緑濃く。

 

 

 

 

で、「North Lake Cafe & Books」。

 

基本的に古本屋とコーヒーが好きなので「ブックカフェ」って、夢。

(ほんとは古本屋とお酒がベストですが…今日はノンアルコールで)

それを千葉でやってる店があるってことで、シメシメと。チェケラ。

 

てっきり手賀沼湖畔(沼だから沼畔?)にあるのかと思っていたら

車通りの多い街道沿いに溶け込むように佇む、かわいらしい店構え。

ええなぁ…店内には18席くらい、規模もちょうどええなぁ…(誰?)

コーヒー注文、作って頂いてる間に本棚チェック。この短い時間に

一通り品揃えをチェックできる量加減もええなぁ(だから誰なの?)

 

 

ということで、武田泰淳『快楽』上下巻を購入、これ見たことない。

全集にはあるけど全集重たい&持ち運びツライ、故に外で読めない。

これでやっと旅先に持っていけます。あざす。コーヒーもおいしく。

 

近所に欲しい、むしろこういう店やりたい、笑、でベース弾きたい。

ちょちょいとリフレッシュ、帰りは青葉市子さん『0』聴きながら。

 

 

青葉市子「機械仕掛乃宇宙」

 

 

青葉市子さんの「機械仕掛乃宇宙」という曲が好きで、これは元々

山田庵巳さんという方の曲のようですが、こういうのやりたいなぁ

と思って自分なりに作り出した曲が、独演会お馴染みの「こごと」。

だいぶ違うな、まぁでもみんな違ってみんないい。ひとつよしなに。

 

 

今日は一日ふんわりとぼんやりと過ごしながら、

明日のTheピーズ@武道館のことを考えていた。

自分がやるわけでもないのに、そもそもなんで

こんなにTheピーズ!なんだろうか、と。自問。

 

もともとよく知らなかったし、ほんとここ何年かのこと。

「生きのばし」は初めて聴いた時からいい曲だと思った、

でも特別好きかと言われれば…そんなこんなでダラダラ。

たぶん30過ぎた頃くらいかな、カメラマンのシバエリに

「最近ピーズがなんか好きなんだよねぇ…」と言ったら、

「それはジョーがそういう年齢になったってことだねぇ」

と即座に言われて妙に納得した記憶も。(と言いながら、

SHISHAMOさんとか必ずしもそういう人ばかりじゃない)

 

やっぱ人。ハルさんとのこと。ハルさんに言われたこと。

 

よく話してるのは、ライジングサンでのこと。調べたら

2010年。ボヘミアン。前はエゾイストで大盛り上がり、

「グロリアス」でまさかのTERUさん本人登場まで(!)

これには私も激アガリでしたが、このあと出るオレたち

DOすりゃいいの?でも、そこにフラリと現れたる妖精

の如きハルさん曰く、「いつも通りやればいいんだよ」

そう言い残しながら、ハルさんはライブ観たのかなぁ?

でもこれには痺れたんだ、絶対酔っぱらってたけどね。

 

もひとつ覚えてるのが、大阪で、たぶんトモさんバンドと

ご一緒した時。なんのイベントか、打ち上げした時のこと。

たぶん結構前、2010年よりも。ウィルコ・ジョンソンが

好きなの?ベースなのに?みたいな話の流れから、でもさ、

ずっと手元見て弾いてちゃダメだよ!というようなことを、

アレ?オレってそんな風に見えてるのか、と気付かされた。

確かに昔は手元ばかり、自分のことばかり見て弾いてたな、

それってダサイなぁ、前見て、みんなのこと見なきゃ、と。

そこからたぶん変わった、ステージではまず相手を見よう。

ハルさんはそういうとこ、繊細。これ、あとになってから

わかったこと。誰よりもストイックで、誰よりもお客さん

しっかり見てる、考えてる。自分だけじゃない、人のこと。

 

『音楽と人』最新号のインタビューも、できることなら、

武道館前に読んでおいて欲しい、オイラは今日読んだよ。

ここに全部が書いてある、なんだろう、好きなんだなぁ。

 

歌ってることトンガッテル、ヤッタ、ヤラナイ、当たり前。

 

でもこんなに優しい、心底優しいラブソングは他にはない。

 

「バカになったのに」は初めて聴いた時、うへぇなんでか

オレのこと歌ってくれてる!ってビックリ、中学までぇは!

マトモマトモマトモ、マトモってなんじゃらほい?だけど

マトモだったのに。さんざん無理してバカになった。真実。

 

バカになっちまったなぁ、でもきっとひとりくらいはいる、

サイナラ、日が暮れても彼女と歩いてた、気がフレテも…。

 

言葉たちが、なんでもない言葉たちが、この胸を刺すんだ。

 

ありきたり、ちんぷ、だとしても、叫ぶよ、声枯れるまで。

明日、なに聴きたいかな。ブラボー、きっと何でもいいね。

 

 

アビさんのギターが、ギャンギャンと鳴り響いて、もうさ、

たったそれだけで、勝った!やった!って気持ち、なるよ。

 

すげーすげー、ピーズすげーよ、今更そんなこと思ってたら、

気が付いたら終わっちまう、あぁ、一瞬たりとも見逃せない。

 

明日、明日?いや、もう今日だ。

 

6月9日、ロックの日。

 

シニタイアサマダメザマシカケテ…

 

ひとまず今日は一日、楽しく生きましょう!