ひよっこ

【2017/4/8】

 

4月8日

 

朝。秋田にて。薄曇り。

 

桜の季節。都内は満開。

東北道を上る。

道中の桜はまだ満開には至らず。

 

高速で走りながら、

前を走っている車を追い抜いていく。

自分より未来を走っていたはずの車が

その瞬間自分より過去になる。

未来を過去へ、ひたすら追い抜いた先に、

しかしある特定の場所から見れば

一番先にやってきた車は真っ先に過去となって

あとから来た車の方が未来となる。過去と未来、ややこしや。

だからどうした? というわけでもないですが、

前項記載の木村敏『あいだ』にそんなようなことも書いてあったので

ふ~ん、そうかぁ…とぼんやり考えながら運転していたら

いつもより早く秋田に着いた気がした。

今日もナイスRUN、おつかれさま。

 

それはそうと、

ここのところ毎年4月の同じ時期に秋田を訪れていますが、

秋田道に入るやそれまでの景色が一変、

高く積もった雪のカタマリが視界を支配するその圧に

今年も秋田にやってきたな~という気持ちが高まる。

ただいま秋田。

 

さて前回の更新は福岡からだったので、

その後の福岡から釜山、

そして翌週の上越&松本辺りのことを。

 

 

3月26日

 

福岡空港から釜山金海空港へ。

 

楽器を預けたり、手続きにかかる時間の方がフライトより長い。

日本との束の間の別れを惜しんで、ごぼう天うどん。

やさしい味。ごちそうさま。

 

着陸する直前、上空から釜山の街並を眺めながら、

何かに似ているなぁ…なんだっけコレは?

と、その何かをずっと頭の中で思い巡らせていたら

そうだ、あのエフェクターとかでよくある基板だ!

と思って画像検索してみたら全然違った。

 

 

でもコイツを思い出したことは確かなので。

というわけで、無事釜山到着。結構寒い。

 

本日のライブハウスは「THE VINYL UNDERGROUND」。

THE VELVET UNDERGROUNDからモジっているらしく

アンディー・ウォーホルのバナナのイラストが堂々と掲げてある。

いい夜になりそう。

 

街の食堂でクッパ。マシソヨ。

オシャレなカフェでコーヒーを買って帰る。

 

リハを終え、さぁいざライブに備えんべ、となったところで

楽屋がない!(薄々気が付いてましたが)

というわけで慌ててスーツに着替えてスタンバイ。

お客さんから丸見えの荷物置き場みたいなとこで椅子に腰掛けウェルカム。

 

スルタンのナジャムとハッサンがオープニングMCで迎えてくれ

景気よくライブスタート。のっけからノリノリのオーディエンス。

カムサハムニダ。

 

日本ツアーから帰国して、

言わば「凱旋ライブ」となるスルタンのライブもすごかった。

やはり地元となると”SOUL”の混じり具合がとてつもない。泣ける。

いいライブでした。

 

 

打ち上げは、海鮮市場みたいなとこの一角、

ハッサンおすすめの屋台にて。

釜山名物「ヌタウナギ」をこれでもかと。

おいしいお酒をいただき、トマンナヨ(また会いましょう)

ありがとう釜山、ありがとうスルタン。

 

3月27日 帰国。成田。

見慣れた千葉の田園風景にホッと一息。

 

3月28日 取材&USEN収録。

 

 

 

3月30日 昼、バンドリハ。

夜、久々に「おかもとえみとナガイケジョー」でリハに入る。

いい曲ができそうです。

 

3月31日 バーベキュー。ひたすら火を起こす。楽しい。

 

 

4月1日

 

上越へ。THE NEATBEATSとの旅。

張り切り勇んで向かったら早く着き過ぎた。

 

お初のライブハウス、上越EARTH。

もとはカラオケボックスだったとのこと。

よくぞライブハウスにしてくれました。

「天井が高いのだけが取り柄なんで…」と店員さんは謙遜されてましたが

開放的なステージはとてもやりやすかった!(そして、熱かった!)

 

そして我らがTHE NEATBEATS!

楽屋での会話やステージでのMCではお互い茶化し合ったり

ふざけたことばかり話してますが、

いやもう、彼らのライブ、演奏、音、佇まい、すべて完璧でしょう!

MCはそれに輪をかけてカンペキ。向かうところ敵なし。

頼もしい仲間たち!(センパイですけど)

モンちゃんのドラムは見ていて爽快。すごい。

骨折、早く治るとイイネ。

 

4月2日

 

晴天。松本へ。途中、姨捨SAで休憩。山を眺める。

 

松本ALECX。

これまた早く着き過ぎたので、

ニートのメンバーと写真を撮ったりして和む。遠足みたい。

 

休日仕様の17時開演。ライブを終えたあともまだ明るい。

ニートがアンコールでチャック・ベリーの「Roll Over Beethoven」。

キレッキレのビート、かっこよかった!

モンちゃんが曲中でバスドラの音質を叩き分けていて、

終演後に、アレ良かったね~と伝えたら

「そこに気付いてくれた人、初めてです!」と満面の笑み。

感動しました、またやろう!バイバイ!

と早々にライブハウスを後にして一路東京へ。

 

THE NEATBEATSとの楽し過ぎた二日間、

ご来場くださったみなさま、ありがとうございました。

 

4月3日

 

 

近所にキレイな砂浜があったことを知る。

急に冷たい風が吹き始め

ちょっと雲行きが怪しくなりそうだなぁ、とおもっていたら

夜に雷雨。季節の変わり目。

 

4月4日

 

ナタリーの企画で、ORIGINAL LOVE 田島貴男さんとFUNKY4対談。

詳しい話の内容は後日、記事にてお楽しみいただくことにして

田島さんホント、ジェントルマン。話を聞いているだけで楽しい。

常に音楽と真摯に向き合ってきた人ならではの視点があって

そこにどんどん吸い込まれていく。私なんざぁ、まだまだひよっこです。

ちょうど朝の連ドラも『ひよっこ』ですし(あまり関係ない?)

これからさらに精進ショージン。せっせと土を耕しましょう。

 

 

いよいよシングル『ensemble』リリースも来週!

是非買って聴いて、特典のライブ盤CDもGETしてくださいませ。

わたくし必死になって歌っておりますので。

 

そして、5/4(木祝)には「ナガイケジョー独演会 in 札幌」。

札幌は円山にあるREVOLVERにて低音を浴びて下さい。

また何か新ネタを披露すべく、ベチベチとベース弦を弾いてます。

今回は初のプレイガイド売り、ということで

なんだか変な緊張感あるのですが、

本日4/8より発売開始になったようなので是非是非お買い求めください。

 

17.05.04(木祝)「ナガイケジョー独演会 in 札幌」

[会場] 札幌REVOLVER

19:00 OPEN / 19:30 START

[出演] ナガイケジョー

[TICKET] ¥2,500 (+1D別途) ※整理番号なし

4月8日(土)よりローソンチケットにて発売開始

ローソンチケット Lコード:12020

[INFO] REVOLVER 011-215-6949

 

 

今日はこのあとthe band apartと秋田CLUB SWINDLEにて。

原さんのベース、浴びて参ります。

 

それではみなさま、長々とお付き合いいただきありがとうございました。

よい週末を、ごきげんよう。