ナガイケジョー
ツアーの合間に、酔いの隙間に。
【2019/11/19】
11月18日
仙台から帰る。
横風注意、ここのところ風が強い。
週末は盛岡&仙台へ。
盛岡は6月に四星球と、
仙台は7月にKeishi Tanaka君と
来ているので、どちらもつい最近な感じ。
ライブハウスのスタッフさんも勝手知ったる塩梅で
搬入出もスムース。(ありがとうございます)
仙台にいたっては、駐車場に車を停めに行っている間に
「Funk-a-lismo!」フラッグが貼り終わっていた(感DO!)
しかもお隣りでは、上杉昇さん。アガる。(お目にはかかれず)
さて、ツアーも後半戦。
14本、15本と各地回って音を鳴らしていると
育ってきますね、その育って伸びたり生い茂ったり
してきた部分を、そこからいかようにカットして
最終的にファイナルで一個の盆栽(例えです)に
仕上げられるか、みたいなことなのか、ツアーってのは。
各地毎回初日で、ファイナル、ってのはコヤマシュウさん
言い得て妙でした、確かに、いつだってその日限りのオンリーワン。
ただツアーとして、その連続体という目で見れば、
やはりファイナルに向かって積み重ねている部分もあるわけで、
鳴り方も違う、来る人も違う、匂いも温度も湿度も違う、
となれば右手左手の力の入り方も違う、演奏の絡み方も違う
いま朝ドラの「スカーレット」でキミちゃんがひたすら
線を同じように引く練習をしてますけども
同じくする、ことの難しさ(基礎からやり直さなきゃダ!)
みんな違って、みんないい、と声を大にしていうのはプロとしてDOか
とキミちゃんの姿を見て、身につまされる思いもありますが、
DOしたって変わってくるもの。
それが、バンドの、ロックンロールの魅力。
日々の積み重ね、ちょっとした興味や気づきから
生まれる変化、成長&後退の連続、でも続けること。
やめること、それを自分で決める勇気。
それもすごいこと、表現するには勇気がいります。
この間、吉田一郎くんに
「ベースだけでライブするって、それ度胸試しだね!」
と、独演会について、でも確かにその通り。
度胸試し、肝試し。自分の心や姿勢と向き合うこと、試すこと。
なんでこんなことやってんだろう?
あ、やりたかったからやってんのか。。。とは言え
ずれてるような、間違っているような
そもそもなんだっけ、なんでベース弾いてんだっけ?
そこに特別な意味はなく、
弾いてたら楽しいことが起こって、
辛いことも苦しくなることもなくはないけども
色々繋がって、人も場も時も
だからもうちょっと頑張るか、よいしょよいしょ。
動かす指にも力が入って
(痛み、とか迂闊に言うのは良くなかったな、
全然大丈夫です、メッセージありがとうございます)
でもやっぱ、力じゃない、柔らかさ。触れ方。接し方。
雑になるのは、よくない。いいことない、なんでも。
触れるときは、丁寧に。関わり合うなら、心開いて。
最小と、最大の音量を、(それは指先と楽器との関わり方でもある)
把握すること。(だんだん自分でも何を言っているのかわからない)
ちょっと触るだけで、音は鳴るんだ。
そこから先は、ヘヘイヘイ。(サニーデイ風に)
最近のこと。
この間、向井太一くんのZEPP公演を見て
ここのところ彼の音楽にハマっています。
透明感&ソウルフル、MCではまっすぐな言葉。
今回の作品は暗くて、聴きづらいかも、、、
と言ってたけれど、世に暗い(内省的な)作品多数あり
マイ・フェイバリット・暗い作品は
コリーヌ・ベイリー・レイの「THE SEA」
向井くんの「SAVAGE」は、これに通ずるな、と。
(あくまで現状の感想)
ソウルミュージックの、新しい解釈というのか
クールなんだ、SO COOL!
MOP OF HEADの二人の鉄壁サポート、
そして、村田シゲさんのベース。
モダンでした、MODERNでした。
そんなこんな、吸収、したつもりで、
ツアーは続きます、次回は金沢&長野。
それぞれの熱で、そこにしかないノリ方で
楽しみましょう!
向井太一くんの新譜「 SAVAGE」