教室の隅で、何聴いてたかな?

【2019/8/21】

8月20日

 

曇り、雨がぱらついたかと思えば

突如晴れ間も、日中どちらかといえば晴れ間が優勢。

 

夕方、遠くの空が真っ暗に。

あちらさん、ゲリラ豪雨だな、と見込んだ先は茨城方面。

千葉にも強い雨、短い時間。

止んだのちは、涼しい風。夏の終わりが見えてきた、か。

 

本日も夜、個人練少々。

お一人様ベース、うん、この感じだ。

 

スタジオに向かう車内で、ひかりのなかに『放課後大戦争』、聴く。

先日RIJFで知人のヘアメイクさん通してご紹介&音源いただいた高校生バンド、

(ちなみにこちらのヘアメイクさんにヘアメイクをしていただいたことはない)

この瑞々しい言葉たちが、十代のリアルな日常なのだなぁ

胸キュンだね、「舞台裏」と言う曲がパンクスピリット全開でグッときました

「教室の隅、ひとりサカナモンを聴いていた」という歌詞が出てきて

誰か教室の隅でスクービーを聴いていた、って歌ってくんないかなー(切実)

 

ちなみに、先日大阪にて開催されたフェンダーワークショップ、

9月開催分では、SAKANAMONの森野くん&androp前田くんもゲスト参加

というニュースをちょうど今日いただいていたところ。

ご縁がありますね。(これを機に、よろしくDOぞ!)

私も9/21(土)にイケベ楽器秋葉原店の回に参加します。

千葉から近いので嬉しい、

いやいや、再度のお声がけ、光栄です。

DOぞよろしくお願いします。

 

さて、連日のブログ更新、なるのか。

今回は何を書きましょう。

 

ちょうど今、日付が変わった時間帯。

網戸越しに、柔らかな夜の風は涼やか。

虫の鳴き声も聞こえない、とても静かな夜。

 

最後の一杯に口をつけたところ、

「ねぇマスター、あの曲かけてよ」

 

ってな塩梅で聴きたくなるのは

M10.「Summer In My Life」。

 

あなたのベースのいいところはどこですか?

と、もし問われることがあれば(なくていいのですが)

うーん、なんか、ねっとりしてるとこ。

と答えたい欲が私にはあるのですが、

それってとても伝わりづらい&求められてるかDOかわからない

ただ自分の中ではどんな曲の中にも

夏になると欲しくなるオクラ的ネバネバ系食材のごとくに

かき混ぜて箸を持ち上げると、ネバーッと糸を引くような

あの粘り気が、を、楽曲のどこかに散らすことができると

ひとつ達成感。あぁとても好きな感じになったな、と。

 

で、この曲「Summer In My Life」に関して言うと、

イントロ、勇み足で始まる ”デデ”ってベース音から、

曲がエンディング迎えるまで、ずっと糸引いてるんです(個人的見解)。

今にも空気の中に溶けてしまいそうな透明な糸が

辛うじて繋がって繋がって、セミオトコ(山田涼介くん)

僕はあと四日しか生きられないんだ、

あ、僕いま、四日しか、って言ったよね?

みたいな、まぁこれはドラマの中のお話なのですが

終わることを知りながら、

終わってしまうまでの間

終わりのない自分の中の感性を、

終わらせてしまうなんて嘘だろ?

だんだん話がこじれてきてますが

この曲ホントに、エンドレスで聴いてられる。

 

リハの時、そしてREC時には特にそんなつもりはなく

いわゆる”Hi”リズム的、よくある感じの、いい感じの、

スウィート・ソウル・ナンバー。

 

ただそれが、やはりスタジオ内で戦わせた、戦わせてきた

全10曲分の葛藤が、その時々の魂のカットが、

(この曲は曲順通り、一番最後に、もう時間ない!と言う状況で合わせてた)

地を這うように蠢くバンド24年分の熱波を伴って

何かをテープに(否、現代的コンピューターに)焼き付けたのでありました。

 

不思議なのは、REC時の勢いでそうなってしまった

ギターやベース、ドラムのフィルなどなど、

偶発的なアレコレが全て、

結果的に歌の世界観とビタッとフィットしていること。

この辺りはもう、バンド七不思議の域。

 

事前に歌詞なんて(なんて、なんて言っちゃいけません!)

読んでなくても、リハから合わせてる雰囲気で

何となく大事な箇所、いや、大事とかそんな浅いことではない

犬の嗅覚、第六感みたいな、とりあえずこっち歩けば家に帰れるかも

漠然とした嗅覚で弾いた音符たちが、

母をたずねて三千里してきたかのごとくに

一堂に会す、幸せ過ぎる展開が待ち受けている瞬間が、あるのですね。

 

ベースの聴きどころはどことか、

野暮な話はやめましょう(とても言いたい)。

このフレーズが実は、とか(とても言いたい)、

もう涙なしでは聴けんわ、ここ(とても言いたい)。

これくらいのBPMの、ちょいメロウな曲の時、

モビーさんが、いいドラム叩くんです。(こう言うことは、言っておく)

あと、お決まりの、予測不能な、ステキなギターソロ。(こう言うことも、言っておく)

コヤマ氏の歌なしでは、全部成り立たないぜ(もう、言うしかない)

初めから終わりまで、いい具合に四者、寄り添ってますね。

はるたん、今日も可愛過ぎるー!な、おっさんずラブ状態(映画は観てません)

いよいよ誰か、教室の隅でスクービー聴いてくんないかなぁ、、、(常時募集中)

 

そういうバンドさんが、

RIJFのオーディションを勝ち抜く日を期待しつつ(してません)

地道にやってくしかない、パンクスちょっとやそっとじゃ倒れない。

 

今日はもう終わりましょう、おやすみなさい。