ほめよたたえよ

【2019/6/16】

6月16日

 

昨日の荒天が一転、晴天しかし強風。

夏の日差し暑くも、木陰に入れば涼しい。

 

 

ここ数日、ベースを弾かない練習。

つまり、全然楽器に触っていない。

指休め、次回ライブの週末に備え。

 

今日は日中ずっと外で日差しと強風を体に浴びて

夕刻からちょっと頭痛があってもう早く寝ちまえ、

と思ったものの、そうだった一個だけ調べものを、

とPCの前に座ったらいつの間にか頭痛も消え去り

結局缶ビール一本手に、こうして書き書き。する。

 

さて、最近のことを少々。

 

6月12日

 

夜、パスピエのライブを観に渋谷へ。

 

ポップでダンサブルな陽の世界の中にも、

ミステリアスで霞がかった陰の雰囲気もあって

その振り幅に翻弄されてしまった、熱気も凄く。

 

ベースの露崎くんは4弦も5弦もお手の物、

さらにシンセベースまで弾き始めて、達者。

とても端正な低音で踊らせてくれました。

 

新譜『more humor』の中の「ONE」という曲が

個人的な好み、昨日のライブでも印象的なシーン。

アコギの響きと全体の曲調がピクシーズをうっすらと感じさせて

ベースのエフェクトも心地よく、アレンジもライブ仕様に変えてたような。

 

終演後、メンバーにご挨拶、のち

同じく観にきていたUNISON SQUARE GARDEN 田淵くんと、

せっかくなんでちょっと一杯だけ行きます?

からのどっぷり盛り上がって、結局の終電行き。

 

人のライブを観に行った先で会った人と打ち上げ関係なく飲んで

酔っ払う(オレ今日何もしてないのに)という法則、あるんです。

 

で思い出したのは、BRAHMAN@日本武道館後に、

フラカンのマエカワさんとそのまま九段下飲みして

そん時自分の頭にモヤモヤとあったことぶちまけて

まぁそれはお前がウンチャラカンチャラと酒交わし

いいライブ見た後って、心が正直になるんでしょう

なんか飲んでも飲んでも酔っ払わない無敵感(←それで失敗する)

先日も田淵くんとなんかまぁいろいろと、不思議と

ベースの話は一切しなかったな、踊れるライブって

なんなんだろう、みたいな話から、結果的に互いを

讃えあったりして、良き時間でした、それもこれも

良きライブ届けてくれたパスピエのおかげ、ですね。

 

6月13日

 

夕方にドレスコーズ志磨くんから久々にメールあり

曰く、「クレイドル・ソング」改めていい曲だよね、と。

 

過日の10泊11日の久々長いツアー中にも

ドレスコーズ『ジャズ』はよく聴いていたので、

そうだよねぇ、いい曲だわホント、と

リリースから一ヶ月以上経ったこのタイミングで、

お互いを讃え合う、というヨロコビ。

 

先月末にも、渋谷でバッタリ志磨くんに会って

いやーアルバム良かったねぇ、と立ち話したなそう言えば。

 

で、その後ブログ更新しようと思って

岡山のホテルで書いていた文章があるので、

まだまだ長くなりますが、載せておきます。

 

 

6月1日 朝 岡山にて記す。

 

昨日5月31日、晴れ。

 

一路、岡山へ。

渋滞することもなく、常時順調。

昼前出発、夜無事到着。

 

岡山の街並みを見ると、

何だか落ち着いてしまう。

よく来ています、明日は「hoshioto」。

星が見られるでしょうか、満天の。

 

先日都内で思いがけず志磨くんにバッタリ。

REC時以来の再会。

いやぁ良いアルバムだねぇと、暫し立ち話。

 

「ジャズ」

 

 

RECは2月のこと。

ベースでお誘いいただき

初日に2曲、その後もう一日でまた2曲。

 

前回の「平凡」REC時同様、

簡単なデモ音源から、あとは当日フリースタイルで、

といった割とアレンジ委ねられている方向性なので

毎回当日、テイク重ねるごと(の前のサウンドチェックの段階)で、

あ、いいね、今の感じ、これだね、そう、見えてきた!

という流れが楽しい。

前回に引き続き、ドラムはskillkillsビートさとし君。

要望に即座に答える対応力、そして出音のスピード感が好き。

 

初日は「チルってる」→「カーゴカルト」の2曲。

どちらも当初は曲名未定の仮タイトルで、

まさかその後チルることになるとは思わなかったけども、

我ながら良いベースラインを提示できたと思います。

あと、リズム録り後にホーン録音を控えた梅津和時さんを

待たせながらのRECは、緊張感MAXでした。

録り終えた後に、プレイバックを聴きながら

「いいですね、若さがあって」

という梅津さんのお言葉は嬉しかったし、

その後のホーンRECも見ていて実に刺激的でした。

(さっさと帰ればいいものを、貴重過ぎる機会&見たさ余って)

志磨くん、さとしくん、そして私とで

梅津さんの演奏を聴きながら、

わーわーと興奮していた時は

何だかみんながバンドのメンバーになったみたいな気分に。

そして、お夜食にカレーをいただきました。

 

初日はそんな感じで終わり、

もしかしたらまた呼ぶかも、

でまたすぐお声がけいただき the next song is

「クレイドル・ソング」&「ニューエラ」

 

初日REC時に、今回の作品にテーマはあるの?

と志磨くんに尋ねたら

うんうん、割とはっきりあって、

人類が緩やかに滅亡していく感じ、

どんなに浮かれてはしゃいでいても

まぁでもオレたちどうせ死ぬし、

みたいなどっか冷めたイメージで…

というのを踏まえ、

さらに梅津さんアレンジによるホーンが全面的にフィーチャーされる

そんな中で、じゃあベースどうアプローチしましょうかね、

特にチューバ(ホーンの中でもベース的な役割をする楽器)

との共存をDOするか、ということ

そこらへん自分なりに考えたベースラインが

「クレイドル・ソング」

これお気に入りです、我ながら。

メロディーに呼ばれて、とても美しい仕上がり。

そっか、ゆりかごの歌だったのかぁ

と送られてきた完成形を聴きながら

妙に納得してしまった。ゆらりゆらり。

 

最後に録った「ニューエラ」も

アルバム冒頭を飾る(勝手に終盤かと思ってましたが)

朝靄の中を手探りでさまよっているような

今静かに滅亡への秒読みが始まった、刻一刻と、ただ

淀みなく決して絶望することなく歩みましょう

そんな心の静けさをベースのルート弾きで表現しています(あとづけ)

ギターの響き、ホーン&ストリングス、すべてが美しい。

そして、この日はお夜食に焼肉弁当をいただきました。

——

 

とまぁこんな感じで。

ドレスコーズは現在ツアー中、

ベースは吉田一郎不可触世界くんが務めているとのこと。

そして我々も夏にはリリース控え

ちょっとフライング気味に話すると

アルバムM10「Summer In My Life」でのベースは

ドレスコーズ「クレイドル・ソング」経由のものです。

ここを経てからのフレーズ、および全体の演奏。

 

加えて言えば、表題曲「Have A Nice Day!」のベースは

田淵くん率いるQ-MHzプロデュース小松未可子さんの曲

「Catch Me If You Jazz」録音時に得た音・スピード感

そこら辺を経由している感じもあります。(無意識のうちに)

 

全ては繋がるものですね、

マジメにやってますから。

讃えましょう、そんな自分を。(たまにはね)

アルバム解説なんかも後日また改めて。

あー早く聴いてもらいたい、楽しみにお待ちください。

 

と、長くなりました。

ここまで乱文にお付き合いいただきありがとうございました。

いつもこの辺まできて、

うん、アップするほどの文章でもないかな、と

とりあえず保存but結局お蔵入りということよくあるのですが、

今久しぶりにドレスコーズ『平凡』聴き返しながら

「ストレンジャー」の自分のベース、

このヌメリなんなの、どうなってんの、好きだわこの感じ。

褒め称えましょう。(たまにはね)

 

 

そんな低音にとっぷり浸かってくださいNIGHT

=ナガイケジョー独演会

8/31(土) 札幌REVOLVERにて開催します。

2017年5月以来、好きな場所です。

ひとりで鳴らす、さてどこまで響かせられるか。

やるやらないは自分次第、ならやります喜んで。