ナガイケジョー
ライブな日々
【2019/4/21】
4月21日 晴天の朝 京都にて
昨日、ザ50回転ズと四日市CLUB ROOTS。
岐阜ではおなじみのROOTSさんが、四日市に出店して一周年ということで、お祝い。
住宅街の中にぽつんと佇むライブハウス、元は飲食店だったとのことで、防音用に壁を四重にしたとか。楽屋も屋根裏部屋のような作りになっていて、全て手作り。そのD.I.Y.精神、お見事です。
50回転ズはいつ観てもブレなくそのサウンドや潔し。ベースもプレベの旨味ここに凝縮。よい。
またどこかでご一緒しましょう、やるんでしょう。ご来場の皆さん、駅から遠そうなとこ(車率高かったのかな)、DOもサンクスでした。
で、昨晩のうちにそのまま京都へ。
コンビニで買い込んだ野菜やら酒やらをおともに、ベーマガコラム書き。
まーったく何も思い浮かんでいなかったのが、じわじわとネタ膨らんできて、ウンいい感じ。
ちなみに現在発売中の5月号は、ノラ・ジョーンズ紹介しています。ぜひご一読ください。
こまめにアップしようと書いていたものが、結局溜まってしまっていたので、ここ京都から更新。今はニーナ・シモンを聴いています。
4月16日
昨日に続き、晴れ。
暖か、春めく、過ぎて初夏を思わせる陽気。気が早い。
休みの時こそ次の準備を。
ということでアレコレ進めたいのだが、一歩進んで二歩下がる。
新たに着手すること、いちいち慎重になり過ぎてはならない。
小さなこと、できることからコツコツと。
カラダにアタマにココロに、どっかのスジが一本でも鍛えられれば実りある一日。
先週末は「Young Bloods」2DAYS。
初日、ものんくる。二日目、トリプルファイヤー。
どちらも個性&魅力溢れるパフォーマンスで最高のライブでした。
刺激し高め合う、ライブハウスでのステキな出会い。
これぞ対バンイベントの醍醐味。
ご来場の皆さん、DOもありがとうございました。
そういえば、どちらのバンドもベーシストはジャズベ使い。
ものんくる角田くんは、シンセベースも駆使し、あぁこれこれ!という2019年的ダンサブルグルーヴを響かせる。エフェクターやアンプも、効果的&いい音で、いろいろ教わる。
かたやトリプルファイヤー山本くんは、私と同年代1974年製ジャズベ。
「どっかのキャバレーみたいなとこで古くから代々弾き継がれてきたものらしい」
というベースとのこと、なるほど生傷絶えない風格あり。
重たいファンクビートはあのベースと、彼の指先から。
ちなみに山本くんは楽器のリペアマンもやっているので、いろいろ教わる。
二日目の帰り道は予報通りの雨。
持ってきていた折り畳み傘を開いたら骨が一本折れていて、なんとかごまかしながら歩くもたまに強風に煽られて傘がベロンとひっくり返る。こちらは楽器も持たず(たまには機材車に置いて帰る)身軽だったため、慌てることなく次の風を待つと、またベロンと元に戻った。いつだって柔軟であることが望ましい。折り畳み傘は買い換えます。
最近のライブの思い出、メモ。
4/7 日比谷野音にて「MAZRIの祭」
穏やかな晴天、野音日和。
開演直前に会場着、ベースのサウンドチェック聞こえてきて、あ、プレベだな、コレ。好きなプレベの音だな、と思ったらやはりプレベ。アンプはSUNNかな。
大分のバンド、SIX LOUNGE。若さ溢れる、気合伝わる。噂には聞いていたが、いいバンドでした。
7月に神戸でご一緒しますね。楽しみ、太陽と虎にて。心の底からロックンロール、鳴らしましょう。
続いて、イマイアキノブ氏、ギター抱え一人で登場。
明らかに酔っている、けどギターと声、佇まい、最高にイカしてた。
野音のあのステージに、ポツンと一人。宇宙の闇に浮かぶ惑星みたい。惑わし、かき乱してくる。
後日の本人曰く、何をやったか覚えてないけど、ジョー君にあったことは憶えてる。とのことでした。
そして、THE BIRTHDAY。日比谷で浴びる、爆音。ヒリヒリする。
昼間の青空からすでにもう日は暮れて、すっかり夜。急に冷えだす野音の席で(新しくキレイになってた)流し込むビールは格別。酔っ払ってしまった、いつものことながら。
終演後、この日もライブで全てを出し切った感が表情からもひしひしと伝わってくるハルキ君と、少し立ち話。また近々会う約束してサヨナラ。
4/5 リキッドルームにてスパルタローカルズ。
先述のSIX LOUNGEは大分のバンド、ということで思い出したこと。
スパルタの解散ライブの日、私は大分でライブだったので行けなかった。
ライブを終えた後、大分のホテルのロビーで時計を眺めながら、今頃向こうも終わってんだろうなぁ、と思いを馳せた時の目の前の風景を(チェックインしてるだけの平凡な光景を)、今も憶えている。
で、また例によって調べてみた(暇なのか?)ところ、2009年9月23日は大分T.O.P.Sにてフラカン、そして竹内電気と対バンしていた。なつかしー。みんなで海援隊やったなー。バカなことばっかやってる。
ばかやろう!ってことで、スパルタローカルズ。
いつまでたっても、みなぎる切迫感。張り詰めた焦燥感。急げ急げ。でも演奏はタイト。オトナ。
スパルタ名物、全員コーラス。あれ、燃えますね。へい、わな、ひに!
こちらも終演後、楽屋でソファーに深く腰掛けたミツヒロ君と、少々座り話。
数日前の晩にテレビで見たアメトーク「釣り好き芸人」特集を観ながら、オレはずっとミツヒロ君のことが頭に浮かんでた、ということを伝えたら、ホント?オレ観てなかった、とのことでした。
4/3 東高円寺UFO CLUBにていろいろ。
久々にゆらゆら帝国 亀川千代さんのベースを聴く。一粒の空気も掴んで離さない、湿り気のあるミスティーな(そんな言葉あるのか)低音。何を弾いているのか、わからないくらい曖昧でいいのだ。存在していること、確かに空気を震わせていること。カシオメン吉兼さんのギターがギュインギュイン。ギターアンプの上には、二本、ウィスキーのボトルが置いてあった。
続いて目の前に色とりどりの配線コードが張り巡らされた謎の機器がセッティングされ、Phew。
ミキサーのツマミを妖しく鮮やかに操作して生み出される有機的なノイズと無機質なビート、その間で揺れながら、天才医師による見事な開腹手術を見ているような、なんとも異様な音楽体験をした。
締めは、DMBQ和田シンジくんがドラム務めるセッションバンド。全身筋肉みたいなビート。THIS IS 本能GET BACK。狩る獲物を見つけた肉食動物みたいだった、みんな。
3/31 六本木EX THEATERにて小松未可子さん。
お誘いを受け、そうだ、まだライブ観たことなかった、ということで満を持して。
アルバムRECで一曲参加して(2017年『Blooming Maps』)、あの曲、でも今日はたぶんやらないだろうなぁ、と勝手に思っていたらいきなり二曲目にピアノのイントロが轟いて、わお、とテンション上がった。
「Catch Me If You Jazz」
高速ジャズファンクでありながら、メロウ。そしてポップ。つまり、いい曲。
ベースの黒須さんは、音源よりロック色濃いめ、突き進む男前なアレンジで聴かせてくれてまた新鮮。聞けば、割とライブ定番曲とのことで、あらステキ。その後も怒涛のポップ&ロックな楽曲目白押しで、声優さんのライブ初体験(たぶん)、楽しい。終演後、楽屋にお邪魔、プロデューサーチームの一員であるユニゾン田淵くんとしばし立ち話。
のち、同じく観に来ていたパスピエ三澤くんとギロッポンからシブヤへ出て、軽く飲んで、誘いにつられて打ち上げに合流したら案の定深くなって、うーん帰りたくない、と後ろ髪引かれながら結局最終列車に揺られて帰りました、とさ。
バンドはもちろんのこと、フリーセッションでの各プレイヤー同士の探り合いやぶつかり合い&からみ合い、あるいはサポートでバックを務めているミュージシャンたちの佇まい、曲へのアプローチなんかを端から眺めているのは、おもしろい。
自分もいろいろな場所で弾くようになったからなんでしょう、へーこうするんだぁ、ほー、と感じること様々。MC中の所作とか、一サビ終わるまでベース出てこない時の過ごし方とか、ね、って話を田淵くんにしたら、ジョーさんどこ見て楽しんでんすか?と大笑いされた。誰がどこ見てるか、わからないもんです。
さて、長くなってしまいました。
京都、お昼ナウ。
本日は京都磔磔にて、祝コヤマシュウさん44歳&磔磔45周年ライブ。
何が起こるのでしょうか。何か起こるのでしょうね。楽しみましょう。