熊谷、Holger、フジファブリック。

【2017/9/8】

9月7日 雨

 

雨が一日中、降ったり止んだり。

 

ポツポツポツポツと傘を打つ雨の音を

静寂の中で聴くのは随分久しぶりだな、

そう思いながら静かな住宅街を歩いた。

 

 

キャッチーなタイトルと猫の絵につられて

読んでみた、熊谷守一『へたも絵のうち』。

 

明治初期生まれの画家。

徹底的にアーティスト。

こんなのマネできない。

こういう人もいるのね。

 

 

年老いたアイヌふたり、

ボートを漕ぐシーンの

描写が繊細&大雑把で

グッと心に迫ってきた。

 

「絵でも字でも うまくかこうなんて とんでもないことだ」

そうなんでしょうね。This is 真理。

 

 

ヒゲをたくわえた仙人のような風貌つながり、

ドイツの音楽家=ホルガー・シューカイが亡くなったとのこと。

CANのベーシスト。ご冥福をお祈り申し上げます。

 

ちょうど『ベーシストの名盤巡り 低音DO』中でも

何度かお名前が登場していたので、

そうかそうか、お亡くなりになりましたか。

 

“How Much Are They?”

 

 

不穏で退屈で、神々しくもある氏の音楽。献杯。

 

 

フジファブリックとのライブが迫ってきている。

9/14。渋谷Club Quattroマンスリーシリーズ。

やっとツーマン。初めて、ですよね、おそらく。

 

むかーし昔、まだ彼らが現メンバーではなかった頃、

大学のサークルの先輩がキーボードを務めていると

言うので、観に行った。新宿LOFT。ふらふら~っと

メロディーが宙を泳ぐような独特の世界観に「?」と

なりつつ、あ、なんかこの曲すごく好き、と思った曲、

それが「茜色の夕日」。異彩を放っていた、遠い記憶。

 

2004年、千葉ルックでBAZRA含めた3マンで対バン。

その時なにか話したのか、どうなのか、正直自分にも

あまり余裕がなかった頃。みんな若かった…遠い記憶。

 

その後、スパルタローカルズ(現HINTO)の光広くん

つながりでベースの加藤くんとはよく飲むようになり、

バンドを続ける中でお互いいろいろあったけど、継続。

総くんは数少ない同い年だし、何を隠そう金澤くんは

お互いバンド加入前に他リハで顔を合わせていたことも!

 

実はエンもユカリもあるのです、楽しみ楽しみ。

しかも、現サポート・ドラマーのBOBOさんは

ナガイケ加入後2本目ライブ@渋谷eggsiteにて

共演。54-71。衝撃過ぎて即刻辞めたくなった、

けど辞めなかった。当時吸ってた煙草はやめた。

ここでまた共演、嬉しい。会うたびに聞かれる

「ジョー、いくつになったの?」はい、35です。

 

 

8ビートのルート弾きが、今とても楽しい。

パンクス魂、気合が入る。原点、回帰せよ。

いいコになんかなるなよ。減点、優等生は。

 

「ベースでもなんでも うまく弾こうなんて とんでもないことだ」

 

自分がうまいだなんて、思ったことないな。

まだまだ救いようがある、無名で良かった。