HANDセルフライナーノーツ⑧

【2019/8/8】

M8.「Sugar」

 

いつ聴いてもキュンとしてしまう曲が世の中にはある。

勿論「キュン」の塩梅は人それぞれだとは思うが、「かつて味わったことのあるような、郷愁を伴う胸を締め付けられる感情の高ぶり」のスイッチを入れられる、みたいな経験はどんな人にもあるのではと思う。

 

そんな曲が作りたいのである。

 

歌だけでなく楽器の鳴りやアンサンブルが、語り過ぎずしかし全てを言い表しているような、そんなシンプルでノレるのにグッと来る曲を作り続けることもスクービーの”mellow”サイドに課せられた大きな使命だ、と勝手に思っている。(『夕焼けのメロディー』から20年だそうです)

今アルバムでは最もキュン度が高い、と個人的に思っている楽曲。

 

 

キーがBbで6弦ルートのEbを押さえる関係上12フレット付近でも押さえやすく、またコードリフがまとまる軽めの音のエピフォン335をチョイス。

コンプを通しデラリバへ直。

左が’92年製エピフォン335、右は最近預かった”80年製ヤマハSuper700。どちらもまるで音のキャラが違って面白い!

 

サビやアウトロに登場するリフはストラト。

デビッド T. ウォーカーのキュンと来るようなフレーズを意識しつつ。

 

ソロは350T。

フロントP.U.→JHS M.G.→ディレイ弱→プリンストン。

 

 

つづく